FAIRY TAIL~神々のドラゴン~
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8話
「おいルーシィ…いくらなんでも早すぎるんじゃないのか?まだ5時だぞ」
まだ日がのぼっていない。ルーシィは何がしたいんだか…
「何でも早い方がいいの!」
「それにしても5時って…」
「おい!猫!起きろ!」
「あい…」
「おはようございます。周りが悪魔だらけじゃ眠れませんでしたか?」
「いやっ、そういうことじゃないの、気にしないで。月を壊す前に調べておきたいことがたくさんある
の、開けてもらっていいかしら?」
「分かりました」
ゆっくりと門があいていく。と同時に朝から元気なナツは突っ走っていった。
「おい!ナツ待ちやがれ!」
「気を付けてください。森の中には危険な生き物がたくさんいますからっ……行ってしまった…多分聞
いてなかったよな?」
「多分…」
「ナツ!待てって呪われた島だから危険な生き物がたくさんいるはずだ!!」
「へっ、そん時は俺がぶっとばしてやんよ。」
ガサガサッドスンドスン
「何かの足音がするぞ!ルーシィの足音じゃないみたいだけど…」
「鼠だ~~~~!!!!」
巨大な服を着たネズミが現れた。すると、ネズミは頬を膨らませている。何か吐き出そうとしているの
か?
「俺のアイスメイクシールドで…」
しかし、ネズミが吐き出したのは煙、刺激臭がする匂いだった為、シールドは無意味。鼻のいいナツは
ダウンした。しかもこのネズミが笑っているところが限りなくうざい!
「うぜぇぇんだよ!水龍のマシンガン!!」
俺は両指の第1関節を曲げ、魔力の塊を無数に発射した。そのスピードはすさまじく、ジェットしかよ
けれたことがない。しかし、さすがのジェットも、広い範囲に打たれたら、あたっていた。それに比べ
てこのネズミは、でかいしのろい為、百発百中。ネズミはなすすべなく倒れた。
「助かったぜロスト」
「どういたしまして」
何だ?前方に古い遺跡がある。
「なんだこの遺跡。相当古いな…」
「ルーシィみてこれ~」
ハッピーが骨を持って喜んでいる
「あんたは犬か!」
ルーシィの適切な突っ込みが入る。ってナツが地面をけっている。
ピキピキッ
「なんだ今の音」
「いやな予感がします…」
バコーン
床が割れた~ナツのせいだぞ!
「ハッピー!!」
「………」
ハッピーが別の意味でやばい。さっき持っていた骨をのどに詰まらせている。
(良い子はのどに食べ物以外のものを食べてはいけません)
「水龍のスライダー」
俺の魔法で螺旋の滑り台ができた。ナツは酔うが仕方がない。無事着地ができた。
「ほひはほほへほっへ(おいらの骨とって)」
「もう、ほんとばかね~」
ルーシィがためらわずハッピーののどに手を突っ込み骨をがっちりつかみ、ひっこぬこうとしてる
「取れた!!」
「神!!」
グレイが唖然とした顔で何かを見つめている。視線の先には巨大なばけ物が…
「デリオラ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「どうしたグレイ?」
「そんな馬鹿な…デリオラがこんなところにいるはずがねぇ…」
「おい!グレイ!こいつはなんだ!おまえとこいつはどんな関係だ!?」
「………こいつは俺に造形魔法を教えてくれた師匠、ウルが命がけで倒した化け物。北の国の氷山に隠
されていたからここにあるはずがないんだ」
「!?誰か来る!隠れろ」
「ここら辺から声がしたのだがな…」
「おおーん」
3人組がこっちに来た。見る限りでは魔導師で、ここの住民ではない。ナツの鼻でも証明されている。
「お前、ムーンドリップ浴びてね?耳とかあるし…」
「浴びてねぇよ!飾りだよ!分かれよ!」
「からかっただけだバカ…」
「おおーん」
ムーンドリップ?
「このことは冷帝にお知らせしておこう。」
「デリオラを見られたからには、永遠の眠り、すなわち愛を…」
「氏だよ!殺すんだよ!!」
↑間違いではありません。あまりよろしくない言葉なので、ネット用語にさせていただきます。
よし、奴らが帰っていく。気になるのは冷帝と呼ばれるやつと、ムーンドリップと呼ばれるもの、最後
にこの化け物と奴らの関係だな…
「とりあえず追ってみるか…」
「いや、まだだ。ムーンドリップはおそらく月のことだろう。月がでれば何か分かるかもしれない。追
うのはそれからだ」
「暇だ~~」
「ルーシィのせいだよ。あんな朝早くから…」
「うるさい猫!あっ」
「どうしたルーシィ?」
「開け琴座の扉、リラ!」
キンコーン
心地よい音色とともに現れたの背中にハープをしょった少女
「やっほ~ルーシィ。も~最近全然呼んでくれないんだもん」
やけにテンション高いな…
「だってあなた呼べるの月3ぐらいじゃない!」
「え~そうだっけ~。で、で、今日はなんの曲歌ってほしい?」
「何でもいいわ任せる。」
「おいら魚の歌がいい!」
「じゃあ適当に歌うね、いぇい」
「リラは凄く歌がうまいんだよ!」
「そんな、ミラだってうまいよ。魚の歌うたってくれるし…」
リラの歌が始まったハッピーはその歌声に感動している。
なぜかグレイが軽く涙ぐんでいる
「どうしたのグレイ?」」
「あ、なんでもねぇーよ」
俺はそのまま目を閉じ、眠った
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