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モンスターハンター 転生先でのお仕事はハンターです。

作者:紅い狐
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第七話 クック先生でお勉強

 
前書き
いやー時間がかかりお待たせいたしました。
プロットも何もなしでその場で考えて書いているので時間がかかってしまいます。
楽しんでいただけたら幸いです。 

 
 第七話 クック先生でお勉強

 やっと装備が整ってきた。
 先日はお金が足らなくてインゴット装備が作れなかったので初日は雪山でドスギアノスを狩り、ショットボウガン・白の材料をと考えていたのだが、翌日はクロスブリッツの方が効率的に強化できると考えて今度は凍土に出かけたりしてアイシスメタルの確保に乗り出したりしていた。
 凍土ではドスバギィを標的にして双剣で挑んでいた。
 おかげでそこそこ素材とお金も溜まったのでインゴット装備が完成。
 後は、もう少しお金を溜めたらクロスブリッツが出来る。

 と言う訳で金のためと新装備、特にインゴット装備になれることも含めて密林でババコンガに挑戦中である。
 因みにこのババコンガどうやらどこぞの姫様が乗っていた馬車に糞をぶつけたらしい。
 まぁ、なんでこんなところを通っていたのかも謎だが……今は関係ない。
 それで怒り狂った姫様が討伐しろって長老に命令してその依頼が俺に来た。
 報酬金額が良かったので即座に受けてしまった。

 しかも支給品も至れり尽くせりで普段の物にプラスで罠肉とかも用意されていた。
 ただ、どうにも誰かの視線を感じる。

 
 さて、俺の前には桃色で巨大なゴリラ……ババコンガがいるわけだが、罠肉のしびれ生肉に食いついて速攻で麻痺に陥っている。
 取り敢えず鬼人化して頭に乱舞をお見舞いする。
 ブレイドエッジ改の切れ味はすさまじくババコンガの頭と顔が直ぐに傷だらけになった。

 一端距離をとると麻痺から回復したのか俺に怒りの満ちた表情で睨んでくる。
 
 ババコンガが、頭を下げ尻尾で糞を投げつけるモーションに入ったのでタイミングよく右に避けて接近する。
 すると今度は立ち上がって腹を突き出してきた。
 なので力が抜けた時に頭がこっちにくる場所に待機する。

 力が抜けて落ちてきたタイミングで顔を切り付けてまた距離をとる。

 距離をとった俺に連続のラリアットをしてくるがやはり少し後ろに下がれば避けられる。
 ラリアットが終わったところでこっちを向いたので目の近くにブレイドエッジ改を振り下ろす。
 目には当たらなかったが瞼の上が切れそこから血が目に入ったのか動きが悪くなる。

 俺はその間に距離をとり毒生肉を設置した。
 直ぐにその場から離れると、上からババコンガが降ってきた。

 ババコンガはそのまま目の前の肉を食べだしたので尻尾を切り刻んでやると、そのまま地面を転がっていった。
 追い打ちをかけようとしたら、出鱈目に腕を振り回し始めたので少し大きめにスッテプをとりながら回避する。

 ババコンガは息が荒く、涎を垂らしているのだが正直臭い。
 早く狩って風呂に入りたいと考えているとその場から大きくジャンプして移動し始めた。


 ちっ、面倒だな。恐らく寝床に戻って回復するつもりだろう。
 まぁ、こんなこともあろうかと先に奴の寝床に眠り生肉を置いてある。

 後は、寝たところで大型タル爆弾で仕留めるだけだ。

 




 ババコンガの狩猟を終え街に帰って長老に報告して本日の狩りは終了。
 明日は、いよいよイャンクックに挑もうと思う。
 そのためにもクロスブリッツを作ってもらいそれが終わったら散弾の準備だ。




 朝になりギルドに顔を出す。
 本日の装備はインゴット装備に昨日完成したクロスブリッツだ。
 インゴット装備には散弾強化のスキルがついているため散弾が速射出来るクロスブリッツとは相性がいいと考えたからだ。

 「で、 新装備が出来たらどんどん大型に挑んでいるけど体は大丈夫なの?」

 ああ、大丈夫だ。……問題ない

 「なら、 良いけど。でも今週は稼ぐわね」

 ああ、 装備作るお金が足りなかったから急いで集めていた
 おかげで完成したがまた文無しだ。昨日はなかなか稼ぎは良かったけどな
 まぁ、 早く新しい場所にも行きたいし、 猟団に入るなり作るなりしたいしな

 「まぁ、ハンターだから新しい場所には目がないわよね。でも、 猟団はどうして?」

 いや、 最近気付いたんだが、俺はほとんど人と話していない
 うーん、 少し語弊があるが、事務的な話ばかりでトリシアと話す時みたいに日常の会話がないことが辛いというか……うん、寂しいというか
 それにソロで大型を狩ることを考えると少しな不安になってきているんだ

 「そっかー。 まぁ、一人は寂しいもんね。 でも、ソロの人たちは多くは無いけどいてるし頑張ってみたら?」
 
 そうなんだけどな

 「もう、 実家にお金を送るからソロでラッキーとか言っていたじゃない。 まだ二週間たって居ないんだよ。もう少し頑張りなよ。それに仲間だって何時か出来るからガンバ!」

 

 トリシアの言う通りだな。 確かに今は報酬を独り占めしているが仲間を連れて狩りをしていたらこれの半額以下になると考えると生活がキツイな。
 仕方がないもう少し頑張るか。
 仲間はまた今度機会があれば、誰かと適当に話せば気が合う人が少しはいるだろう。 
 取り敢えずはクック先生で飛竜種の勉強だ。
 後は捕獲にも挑戦してみるつもりだ。

 クック先生は実際には鳥竜種になるが行動パターンが飛竜種に近くまた、飛竜ほどの力は無いため対飛竜戦の練習相手にはもってこいの相手だ。
 そういえば、3rdでは出てこなかったな。
 友達は1000匹ぐらい狩っていたけど。
 
 まぁ、それは置いて今まで他のハンターの狩りの様子や今までの経験からもほとんど同じなのは証明されている。 
 後は、俺の心の問題だ。
 やはり実際にモンスター、特に大型は迫力が違う。
 一瞬で自分の命が奪い取られる感覚、殺気は怖い。
 最近では緊張することはあるが、力むことが減ってきた。初めは必要以上に力が入っていたためにスタミナの消費も早かった。
 
 

 さて、 今日も沼地に着きました。
 取り敢えず支給品を回収して、使用頻度の高い順に並び替えて、ボウガンに弾を装填する。
 今日の狙い目はゲームで言うならエリア5で待ち伏せしてみるつもりだ。
 エリア5と言ってもゲームとは全然広さが違う。まぁ、 形が似ている程度に理解してくれたらいい。

 まずは、いつも通り雑魚を処分しておき。クック先生がくるのを待つ。
 後、ランゴスタがウザい。
 クィーンランゴスタがいないから数は少ないがそれでも邪魔だ。

 ランゴスタの処分が終わりエリアの雑魚がすべて処分できたと思っていたら来たの方角から大きな羽音が聞こえてきた。
 素早く上空を見渡すとこちらに降りてこようとするイャンクックが見えた。
 降りてくる方に走っていき着地する少し前に閃光玉を投げつける。

 瞬間物凄い光が当たりを包み込むと重たい物が落ちる音と地面が揺れた。
 視力が回復してみたら閃光玉の影響で視力が落ちその場でもがいているイャンクックの姿が見えた。

 そのまま狙いをつけて散弾を発射する。
 散弾強化のスキルと速射の威力もあり物凄い量の弾がイャンクックを襲う。
 一発一発は弱いがそれを補うほどの弾幕を張る。

 散弾Lv1を15発撃ちこんだ時点でトサカの破壊が成功。
 やはり全て頭に撃ち込めたのが良かったらしい。

 視力が回復したイャンクックがこちらに向かって火を吐いてきたが、狙いが単純なので簡単に避けられた。
 俺が避けたことに腹を立てたのかそのままこっちに向かって突っ込んできた。横に避けるが直ぐに飛び跳ねる感じで方向転換してこっちに火を吐きながら突っ込んできた。
 と言ってもパターンがあるのか俺から見て左、右、真ん中に向かって火を吐くので避けるのは簡単だ。

 火を吐きながらの突進は方向転換しないので攻撃チャンスだ。
 その背中にまた散弾の嵐を叩き付ける。
 しかし、あまり効果がないのか怯まずそのまま射程外まで走っていき飛び出した。

 一気に上空まで飛んだと思ったらこっちに向かって滑空してきた。
 急いでクロスブリッツを肩にかけて横に跳びこむ。
 跳んだ直後に頭の上をイャンクックが越えていく風切り音が聞こえた。
 正直今のは危なかった。

 急いで姿勢を戻しイャンクックが飛んで行った方を見ると少し離れた所に着地しておりこっちに向かって火を吐きながら突進してくるのが見える。

 全くめんどくさい。
 散弾Lv1は無くなったためにLv2に切り替えて突進のタイミングに合わせて迎撃する。
 今度は速射機能がないので反動でぶれることなく撃ちやすい。

 正面から少し右によりの所になるように立ち絶え間なく攻撃していくと何発か目に当たった。
 どうやら眼球が潰れ視界を奪えたらしい。
 
 イャンクックは俺の傍を通り抜けた後足を引きずりながらどこかへ逃げようとしたので、その後ろ姿に音爆弾を投げつけてやると一瞬で体が硬直状態になり頭を上にあげた状態で固まっている。
 これは大きな音がすると驚いて気絶してしまうイャンクックの特性を利用したもので、 怒りの状態では効果は無いし、元気な状態でやると気絶状態から回復したら怒り状態になって襲ってくるので避けていた。
 まぁ、 クック先生相手にここまでする必要はないだろうと考えるかもしれないが念には念をの考えだ。
 どんなモンスターでも油断すればこちらがやられる。

 まぁ、 何はともあれ捕獲は簡単にでき今回の狩りは、大成功と言えるだろう。

 ただ、 コスト面で考えるとまだまだ双剣で戦うのが良いと考えられる。
 これから先は、 リオレウスやリオレイアも念頭に考えるともっと準備が必要だな。
 装備面も大型を狩るならやはり属性と相性を考えていかなくてはならないな。 
 

 
後書き
お待たせしました。
第七話はどうでしたか?
そろそろハンターランクを上げていきたいと思います。
ただ、ハンターランクを少しずつ上げていくのとダイジェストにかいて一気に上位ハンターにするのとどちらがいいかと悩んでいます。
出来るだけ早く次の話を考えますが、何か希望のモンスターとかありましたら感想に書いてくださるとありがたいです。
それでは今回はここまで。
ここまで読んで頂きありがとうございます。


PS:最近テッカマンブレードをニコ動で見て最終話で泣いてしまいました。
 
  
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