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妖精の十字架

作者:雨の日
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~It works together⑤~

 
前書き
久しぶりの戦闘です!! 

 
「来い・・・」

足を開き、臨戦体制をとる
目の前の敵は黒バルカン。今回のクエストのターゲットでもあるs級のモンスターだ

「グルゥウア!!」

叫びながら突進してくる。姿かたちは黒いことを除けば普通のバルカンだが、こいつの厄介なところは魔法を使うことだ
叫び声とともに衝撃波が俺を襲う

「・・・敵に食事させてどうする、よ!」

一気に喰らう。そして、食った分膨れた魔力で咆哮を放つ

「覇龍の咆哮!!」

周りをの大気おも巻き込み黒バルカンを衝撃の渦が襲う
しかし、一匹に気を取られている間に背後から別の黒バルカンが水の魔法を放ってきた

「っとと」

ステップでかわし、地をけって接近する

「覇王拳!」

顔面にストレートを決める。派手に黒バルカンが吹っ飛び、後ろにいる黒バルカンにぶつかる。俺はそいつを追いかけてもう一撃覇王拳を叩き込み気絶させる。そして、吹き飛ばされた黒バルカンの下敷きになっていた黒バルカン目掛け容赦なく踵落としを喰らわせる

「うし・・・って、またか・・・っ」

背後から火が放たれた。しかし、正直直線的すぎてかわすことなど造作もない
体をひねって避け、指パッチンの衝撃を撃つ。見事に顎を打ち抜いた俺の衝撃は黒バルカンの意識を刈り取った

「次ッ!!」

上から二匹、黒バルカンが降ってくる
一匹の腹に拳を打ち込み、もう一匹は地面に着いた瞬間回し蹴りで顔の側面をけり砕く
そして、足をつかみ、遠くに構えていた黒バルカンに投げつける

「グルオォ!?」

一瞬黒バルカンの視界は遮られた。俺はその一瞬を見逃さず、攻撃を叩き込む

「覇王斬!」

両手に魔力をまとわせ、手刀で二匹の喉目掛け打ち込んだ
その攻撃で黒バルカンは盛大に回る

「グ、グルルルルゥ」

再び魔法が背後からはなたれた。今度のは雷で、速度が速すぎて俺は背中に雷を受ける

「くっ!?」

s級モンスターだけあって相当な魔力だ
そこで俺の連続劇が一瞬止まってしまった。その瞬間、黒バルカンの重い拳が振り下ろされる

「グルアァァ!」

「・・・ふぅ」

拳を直撃させる。理由はもちろん衝撃を食すためだ

「うめぇな、その拳」

黒バルカンは無傷な俺を見て恐怖の表情を見せた

「食事の礼だ、覇王脚!」

足を振り上げ、顎を砕いた
そして、振り向きざまに咆哮

「ガァア!?」

まとめて四匹葬れた
しかし、まだまだ残っている

「仕方ない。あれ、使うか・・・」

本当は奥義を使うための奥義だから頻発したくないんだが仕方ない
俺は目を閉じて、集中した

「はぁぁぁぁぁ――・・・」

そして目を見開く

「ーーーー覇龍降臨!」

魔力を開放する。俺は普段、魔力を抑えている。理由は簡単。疲れるからだ

「行くぞ・・・」

俺の体は黒い、否、漆黒のマントに覆われたかのように魔力があふれている

「滅竜奥義・弐の型――――」

足元に黒い魔法陣が展開される。そして、俺の両手に魔力が集まり、魔法陣が足場から両手に移る。そして、両手を上に掲げて合わせる
魔法陣が再び合体して、黒さが増ました

「―――獄縁」

前に向けて手をかざした。その手からは禍々しい黒い波動が放たれる。咆哮の威力とは、範囲も威力もケタ違いの漆黒の魔法がはなたれた

「グルアアアアアアアアァァァァァァ」

けたたましい雄たけびを上げて、黒バルカンは姿を消した

「ふぅ・・・降臨はやっぱしつかれんな・・・まぁ全滅させられたからよしとしよう」

俺は近くにあった柱をたたき割り、倒れた衝撃を食べ、なんとか魔力を回復させ、甲板へと急いだ 
 

 
後書き
戦闘じゃぁぁぁぁ!!
久々じゃぁぁぁぁ!!
疲れたぁぁぁぁぁ!! 
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