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FAIRY TAIL~神々のドラゴン~

作者:晴れの日
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3話

「いたぞ!列車だ!」

ここはオニバス駅。マグノリアより商業が盛んな都市。

駅に入れないことに不満を持つ住民と、警備員が対立している。

「心配ない」

エルザはそういうと、颯爽と駅の中に入ろうとする。

「君待ちなさい」

まぁそう言われるだろうな…

「中の様子はどうなっている」

「なに言ってんの?」

「ガン!!」

「何やってんの~」

「いきなり頭突きするなんて…」

「それがエルザです!」

「良し。通してくれるそうだ。」

無理やりだけどな…

しばらく歩いていると、人影が見えてきた。大勢いるな…アイゼンバルトの連中か…

「待っていたぜ。フェアリーテイル…」

「エリゴール!貴様らの目的はなんだ!」

「言ってメリットなんかないだろうが!バカめ!お前ら後は任せた。」

エリゴールはそういって魔法陣を発動させる。エリゴールの周りに渦が…飛んだ!風の魔法か!

「やばい逃げられる。ナツ!追うぞ」

ナツとグレイがエリゴールを追った。しょうがないザコ共をやるか

「私も加戦する。」

「いいよ。運転で疲れているんだろ?少し休めよ。俺1人で充分だからさ。」

「1人で充分だと?なめやがって、行くぞお前ら」

「なめてるのは貴様らだ。その程度で俺に勝とうとでもいうのか?笑わせるな!水龍の咆哮!!」

俺の一撃で半分は減った。しまった囲まれた!だが四方八方から攻撃してくる相手にはこれだ!

「水龍の千本バリ!」

無数の水の矢が飛んでいく。敵は逃げ道のない攻撃になすすべなく散った。

「!!」

「外したか…」

「まだ1人残っていやがったのか…水龍のドーム!」

その瞬間、水の結界に包まれた。

「これで逃げられんぞ!とどめだ!水龍の咆哮!」

「甘い!」

敵はこの攻撃を素早くかわし、電撃を水に加えやがった。

「ぐわぁぁぁ!」

「はっはっは」

「しかしダメージは喰らったが、そこまで強くない。」

「雷雷砲!」

敵はさらにでかい物を繰り出した。よし!さっきのを逆利用しよう!そう思った俺は、素早く飛び、敵

めがけて咆哮を繰り出した。

「やばい電気が水に反応して…うわぁぁぁ!」

「ふぅ、あぶねぇ~今度雷対策でもするか…」

「よし!俺たちもエリゴールを探そう!」

しかしいくら探しても見つからない…外か!

「やっぱりいやがった!」

「貴様勘が鋭いな、だがこれまでだ!」

「何!」

巨大な風の結界が駅ごと包んでいる!しまった。奴らの狙いは別の場所で、俺たちを動けなくするため

だったのか!気づくのが遅すぎた…奴は本当の狙いの場所であるであろうとこに行った。不覚…

「みんな済まない逃げられてしまった…この壁は厚いから突破はできないはずだ…」

「諦めんのか!?」

「そうとは言っていない。これから考える。」

「そういえばララバイの封印をといたやつがいるはずだ」

「あいつか!」

「ナツ知っているのか」

「知ってるも何も2回戦ったからな。ハゲタカだかなんだか」

「影山でしょ!」

「ハッピーがいて助かった」

「そいつはどこだ!?」

「こっちだ!」

ナツの案内で見つけたが、見付けた瞬間、カゲヤマと呼ばれるやつを何者かが貫いた。

「ガハッ!」

「大丈夫か?カゲ!」

「こいつはだめだ。置いておこう」

「だめだ!こいつの力が必要なんだ」

「こいつはもう動けない。魔法も使えない」

「くそ!どうすれば…」

「ねぇルーシィ!これ使ったら?」

「エバルの鍵じゃない!?勝手に持ってきちゃダメでしょ!」

「ちがうよ。バルゴが直接うちに来たんだ。穴も掘れるし…」

「なるほど賢い!じゃあ早速開け!処女宮の扉!バルゴ!」

キンコーン

美しい音色とともに魔方陣が現れ、飛び出してきたのは両手首にちぎれた鎖の付いた手錠を付け、メイ

ド服を着た無表情の少女だった

「あれ?あなたってもっとふとっていなかった?」

「そんなことしている暇はないぞルーシィ」

「そうだった!契約後にして穴掘って頂戴!」

「了解しました」

「ガガガガガガガ」

「すごい速さで掘られていく」

「あっという間に外に出られた」

「有難うバルゴ!」

ってナツとハッピーがいない!

「あいつら先に行きやがったな」

「まぁいい私たちも追うぞ!」

再び魔導四輪に乗り込む。

・・・

「エルザスピード出しすぎだ!」

「大丈夫。帰りの分も残している」

俺たちは列車のレーンを利用して、ナツを追う。しばらくすると何かが爆発したような音がした。どう

やらナツがエリゴールと戦っているらしい。

「いた!」

「遅かったな!」

「ナツ!エリゴールを倒したのか!?」

「当然だ!」

「カゲ、お前らの頭はやられた。もうあきらめろ。」

「クソッ」

俺たちが終わったと思い、話していると、カゲが魔導四輪を盗み出し走っていく。しかもその手にはラ

ラバイが…この方角はマスターのところだ

「グレイ!滑り台を作ってくれ」

「分かった。アイスメイク、スライド!」

「みんな!滑り台の上に乗れ!水龍の咆哮!」

その瞬間一同はウォータースライダーのようにすごいスピードで滑っていく。みんなを町まで届ける程

の水はまだまだ足りない。こんなに長時間続けたことがなかった俺は途切れながらも、計算上届く量の

水を放出した。

「今度は俺だ」

グレイの魔法が消える前に俺もつかなければならない。だがそれは簡単なことだった。水龍は泳ぐのが

とにかく早い。誰も追いつけない。水中ではトップといえる。

「お待たせ」

「静かに…」

はてと思い、みんなの視線の先を見ているとカゲとマスターが何やら話している。しばらく待っている

と、カゲがひざまずいた。

「ララバイが光っている!?」

「貴様らの魂を喰わせてもらうぞ」

巨大化した!?

あんなに小さかったララバイは山1つくらいの大きさになった。

「こいつゼレフ書の悪魔だ!」

「魂をよこせ~」

「行くぞ!」

「換装!黒羽の鎧!」

「開け金牛宮の扉!タウロス!」

「アイスメイクデスサイズ!」

「火竜の煌炎!」

「水龍の煌水!」

俺たちのすさまじい攻撃で決着はついたかと思われたが、ララバイは無キズ。どうする!!

「甘いわ~」

「ウワァァァ」

ララバイはとんでもないブレスをはきやがった。

「クソ!このままじゃらちが明かない。一点に集中して攻撃しろ!

「雷帝の鎧!」

「開け!宝瓶宮のアクエリアス!」

「アイスメイクキャノン!」

「火竜の咆哮!」

「水龍の咆哮!」

「イッケェェェ」

・・・

ララバイは消え、朝日が昇ってきた。

「帰ろう。FAIRY TAILへ」
 
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