インフィニット・ストラトス 黒剣の死神と謳われた天才
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新たなスカウト対象
side:真理
俺達は今、Is学園からジークフリード社本社に帰るため、迎えの車の中にいた。
「あーあ、また新しくスカウト対象を見つけないと」
「脅してでもスカウトすればイイだろ。お前そうゆうの得意じゃないか」
俺が車の窓からぼやいていると、隣に座っていた満月さんがあきれた顔でそう言いこっちを見てくる。
「脅してって満月さん、あんた俺をどうゆう人間だと思っているんですか!?」
「少なくともロクな人間じゃないことは分かっている」
満月さんが真剣な顔をして、強力な言葉を俺にぶつけてきた。
「俺は人格いい、マシな人間だ!言葉選んでくださいよ!」
俺が必死に反論すると、
「更識四天王時代の時、あんなこと笑いながらする人間がマシな人間なワケがない!」
満月さんが、また真剣な顔で言い返してきた。俺は窓のまた見初めて「星が綺麗だなぁ一」と現実逃避していると、運転中のモニカさんが、
「社長。現実逃避してないでください。今日はどこで、食事をとりますか?」
「あーじゃあ…そこの五反田食堂で晩飯を取りましょう。ちょうど腹が減ってたんとこだし」
「分かりました」
車を降りて、俺が食堂の扉を開けると、
「いらしゃいませ!」
俺位の年の赤毛の男子が大きな声で、出迎えてくれた。
「三人だけど大丈夫?」
「大丈夫ですよ、見ての通り全席空いてますから。」
「じゃあ、モニカさん、満月さん、あそこの席で食べましょう」
俺達が席に座り、注文表を見ていると、さっきの男子がおしぼりを持ってきた。どうやら注文を聞きにきたらしい。
「注文は決まりましたか?」
「じゃあ俺は、カボチャの煮物定食をくれ」
「俺は焼き魚定食を一つ」
「私もそれをください。」
満月さんとモニカさんは焼き魚定食を頼んだ。店員は注文を台所にいるマッチョなじいさんの所に持って行った。俺が店の中を見ると他に店員は他に女が二人いた。俺より2つ位年の離れた女子とその女子によく似た人だった。たぶん、母親だろう。
「それにしても今日のIs学園の学年別トーナメントは織斑、デュノアコンビは良かったですね!織斑は仲間に助けてもらってばかりでしたけど。」
飯がくるまでヒマなので、俺は、今日の学年別トーナメントの話を出した。
「確かに、…だが、デュノアがダメだったのなら、織斑一夏もスカウトしても良かったんじゃないのか?」
「いや、織斑はダメです。何故なら…」
「あのちょっといいですか!?」
会話に入ってきたのは、店員の女子だった。
「今、織斑一夏って名前が出ましたけど、一夏さんのこと知ってるですか?」
「俺達は、Is学園であったトーナメントを見に行った帰りなんだ。一夏さんって呼ぶことは知り合いか?」
俺が聞いてみると、
「ハイ!一夏さんは兄の友達でよく家に来るから。来年私がIs学園に入学したときは、Isのことを教えてくれる約束をしてくれたんです!」
この子の顔を見たら顔が少し赤く染まっていた。この時、俺はあることに築いた。
(この子もデュノア同様、織斑に惚れてるな)
俺がそんなことを考えていると、注文していた物が来たので、俺はカボチャの煮物に手を付けると同時にあることを閃いた。
「なぁ、君、Is適性で判定は何だった?」
俺が店員に聞くと、
「判定Aですけど何か?」
「判定Aか、…君、うちでテストパイロットをやってみないか?」
「「ええ!!」」
驚いたのが二人いた。一人は女の子の店員だが、もう一人は、この子の兄だった。
「テストパイロットって、Isのですか?蘭が?」
「そうだよ。てゆうか、蘭って名前だったのか!」
俺が味噌汁を飲むと、こいつらの母親が、
「やったじゃない、蘭!テストパイロットの誘いが来たのよ!」
娘のスカウトに大喜びの母親であった。すると蘭が、
「あのーテストパイロットってことはあなた達企業か日本政府の方ですか?」
イマイチ状況が掴めないとゆう顔をしている。まぁ無理もないか。
「俺達はジークフリード社を者なんだ。今日Is学園に行ってもスカウトしようとした子に断られてね」
「社長。いいのですか!?」
焼き魚を食べ終わったモニカさんが聞いてきた。きれい食べたなー焼き魚。
「ジークフリード社ってあの世界最大の大企業の、しかも、社長って」
蘭の兄貴が社長と言う言葉に信じられない顔をしている。そんなに信用ないかね、俺。
「私なんかで本当にいいんですか?」
「もちろん、Is適性でいきなりAを出すのはどこの企業からもスカウト対象になるんだ。なら、うちが早くその金の卵を取るのはあたりまえのことだ。」
「ただ、16歳以下の子は保護者の同意が必要だから、保護者の人に了承を取らなきゃいけないんだ」
お冷やを飲みながらクールに言う満月さん。
「俺は別に構わない!」
台所からこいつらのじいちゃんが顔を出しながら言う。母親の方も、OKな顔をしている。
「私テストパイロットになります!契約してくれませんか!?」
蘭の答えを聞いて、俺はモニカさんにある紙を出させた。
「この紙は契約書だ。ここに名前を書いて8月3日にこの紙を待ってジークフリード社の本社に来てくれ。必要な物は手紙で知らせる。」
「ハイ!」
俺が二人を見ると、もう食べ終わっていたので会計を済まして店を出て車に乗ると、ある一人を思い出し、そいつに電話した。
「真理、誰に電話だ?」
「天緋ですよ!アイツもスカウトしようと思って」
『モシモシ、兄さんなに?』
『よう天緋、お前Is学園に入学したいんだよな?』
『そうだけど、なに?』
『お前をジークフリード社のテストパイロットにスカウトしようと思ってな。どうだ、なってみるか?』
『やる!』
即答だった。
『じゃあ、契約書とか今度送るからちょっと来いよ!』
『分かった。おやすみなさい!』
ブッと電話が切れた。
「受験生をエサで釣るのはあまり関心しないぞ」
電話を聞いてた満月さんが真面目な目で見てくる
「まぁ良いじゃないですか!彼女達には“自分専用の最高の機体”を用意してやるだから!」
俺がそう言い、不適に笑うと満月さんが今度はひどい奴を見る目で見てくる。
「Iwsを渡す気か。やっぱりお前はロクな人間じゃないな」
「アイツらなら大丈夫ですよ。強い明確な目標があるんだから、Iwsに飲まれたりしませんよ!」
今この時、俺にはたしかな自信があった。
後書き
今度別の作品も書こうかなと思っています。
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