ハイスクールD×D【確率変動】
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原作前
0話 転生しました
僕は産まれた時から不幸だった、道を歩けば車に轢かれそうになり怪我や骨折など当たり前、でもそれだけなら良かったのに僕の不幸は人にも影響したその為
「地持ち悪い…どうして貴方なんて生まれて来たの」
「俺が知るか、どうせ俺以外に抱かれて産まれた子なんだろ」
母親が……父親が……
「近寄るなよ!気持ち悪い」
兄が……
「貴方本当に家の子?」
姉が……
「化け物が!この街を歩くな!」
近所の人が……
「お前来るなよ、気持ち悪いな」
近所の子供が……
気持ち悪い……気持ち悪い…気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い……誰もが僕を拒絶した
どうして、僕がこんな辛い思いをしないといけないんだ!
友達になった子も一日経てば僕を化け物扱いする、近所の人だって僕が何かしたわけじゃないのに石を投げてくる、兄も姉も僕をそんな目で見ないで、父親も母親もどうしてそんな事言うの?
もう疲れた、誰も僕を認めてくれない、こんな辛い世界しか無いのなら生きてても意味が無い
そうして僕はビルの屋上から飛び降りた
「あれ?痛くない、生きてるどうして?」
僕は飛び降り自殺を行ったのに全く痛みを感じない事や生きてる事に疑問に思っていると
「安心せい、と言うのも可笑しいがお主は死んでおるよ」
「⁉」
僕は後ろから声が聞こえた為振り向くと、そこには立派な白ヒゲのお爺さんがいた
「え〜と、お爺さんは誰ですか?」
「ワシかワシの名前は ####じゃよ」
「あの、名前が聞き取れなかったんですが」
「お〜済まん済まん、そう言えば人の身ではワシの名前が聞こえんのじゃったの」
お爺さんがよくわからない事をブツブツ言っているため
「あの、結局お爺さんは誰なんですか?」
「うむ、ワシはのお主らの世界で言う神の様な者じゃよ」
(危ない宗教かな?いや、もしかして薬をやってる人かも)
僕は変な事に巻き込まれる前に逃げようかなっと思っていると
「ワシは危ない宗教でも無いし薬もやっておらん、逃げるで無い」
「えっ⁉」
「お主の考える事は分かるよ、なんせ神の様な者なのじゃから」
「本当に?」
「本当じゃ、其れにお主の過去やどういった仕打ちを受けて来たのかもしっておる」
「……なら、気持ち悪く無いんですか?僕は化け物ですよ」
僕の過去を知っているなら拒絶する筈だ、僕の周りに居た人や家族の様に
「せんよ、ワシはお主を気持ち悪いとも思わんし、化け物とも思わん」
「っ‼どうして!そんな事言える、本当は気持ち悪いんだろ?其処に居るだけで周りの人を不幸にするんだぞ⁉」
僕は今まで溜めてきた悲しみや怒り憎しみなどをお爺さんにぶつけた、お爺さんは関係無いのは分かっている、でも無理だった泣き喚き自分が何を言っているのかさえ分からない
「今は思う存分泣けば良い、楽になるまで」
そして、暫く僕は泣き疲れ、スッキリした所で
「すいませんでした」
「フォフォフォ良いよ、どうやらスッキリした様じゃな」
「はい、ありがとうございます」
僕はお爺さんに御礼を言った
「いや、ワシに御礼など言わんで良い」
「どうしてですか?」
「実はの、ワシがお主に会いに来た事に関係するんじゃがな」
神の様な者が険しい顔になり
「すまなかった」
「どうして謝るんですか?」
「お主の不幸体質は、ワシらのせいなんじゃよ」
「⁉」
「お主の不幸体質は本来人の身に宿る物じゃ無い、ワシらの様な者に宿る物なんじゃが、何故かお主に宿ってしもうた」
申し訳なさそうに言い
「其れに本来不幸体質はそう言った物じゃ無い」
「違うんですが?」
「不幸体質の本質は運気の操作もしくは確率の操作を行う力なんじゃよ」
「でも!僕は不幸のままでした、操作出来るなら何故僕は不幸のままなんですか?」
僕は怒りがこみ上げて来た、もし操作が出来たのなら僕は理不尽な仕打ちを受けずに居られたのにと
「本当にすまなかった、この力は今言った通りワシらの様な者が使う力、お主に様な人の身では無理なんじゃよ、力を扱えず暴走しお主に不幸だけを与えておった」
「そんな……」
僕が落ち込んでいると
「其処でお主に提案がある」
「提案?」
「そうじゃ、お主もう一度生きてみたいと思わんか?」
「出来るんですか?でも、生きていても又あんな仕打ちを受けるのは」
僕は、生前の仕打ちを思い出し渋る
「安心せい、お主のその力を人の身で扱える様にしておいた、人の身で扱う為其処まで強力な力では無くなったが、暴走する心配も無くなった」
「本当ですか⁉」
「本当じゃよ、で、どうする?もう一度人生をやり直すかの?」
「やり直したい、幸せになれるならもう一度」
「うむ分かった、しかし一つ言っておく事が有る、もう一度人生をやり直す場合同じ世界ではダメじゃ、なんせお主は死んでおるからの」
そう言って、二人は横を見ると一つの死体が目に入った
「うわ‼僕の死体!と言うか何此処!」
僕は驚いた、横には僕の死体周りの人はまるで像の様に止まっている
「お主、案外抜けておるな、安心せいお主は今魂の様な物で周りはただ時間を止めておるだけじゃよ」
お爺さんが呆れている
「へ〜凄いな」
「話を戻すぞ、 今言った通りお主を別の世界に転生させる、じゃが問題が有る」
「問題?」
「その世界には、人以外にも天使、堕天使、悪魔、神などや魔物挙げ句の果てにドラゴンなどが居る世界なんじゃよ」
「ファンタジー?」
「ファンタジーじゃ」
お爺さんが肯定する
「無理無理無理そんな世界、無事に産まれても直ぐに死んじゃうよ‼」
「そう言うと思っておった、安心せい対策は取ってある」
「対策ですか?」
「そうじゃ、今からお主が望む力を二つだけ与える、お主の本来の力と合わせれば十分生きられる筈じゃ」
「二つって何でも良いんですか?」
「良いぞ」
其れなら生きられるかもと希望が見えて来た
「なら、一つ目に自衛の為に身体能力を鍛えれば鍛えるだけ強くなれる体を、二つ目に才能を下さい」
「一つ目は分かるが、二つ目はなんじゃ?」
「どんな物にも才能が有ると思うんですけど、料理の才能だったり戦いの才能だったり、そういった才能全般が欲しいです」
「成る程の、分かった与えよう」
「ありがとうございます」
どうやら、要望は通った様だ
「ムゥ‼」
お爺さんが唸ったと同時に体に力が湧いてきた
「お爺さん、一つ聞いて良いですか?」
僕は気になっていた事を聞いてみる事にした
「あっちの世界に神様が居ると言ってましたけど、お爺さんみたいな人が居るんですか」
「違うぞ、ワシは神の様な者、あっちに居るのは神じゃ、ワシは元々形が無い者でなお主が知っている神とは根本的に違うんじゃよ、言うなれば信仰や願いの集りの様な物」
良く分からないがそういった物なんだと思っておこう
「良し、これで全てが終わった、後は、後ろの扉を通れば良いだけじゃ」
「後ろ?」
僕が後ろを向くと其処には立派な装飾が施された扉が有り開いていた
「さあ行きなさい、あの扉を通れば新しい世界だ」
僕は扉に向かって歩き出した
「ありがとう、行ってきます」
僕は扉を通る前に振り向き一言御礼を言って通った
「オギャーーーー‼」
「先生産まれました!」
こうして僕は新しい命を得た
後書き
一話投稿大変です
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