緋弾のアリア~転生先でも非日常!?~
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1.それじゃま、始めますか!!
前書き
今回は最初なので、本編は全く関係ありません。
突然で悪いんだが、これを見てる貴方は神様を信じるか?
「ホント何言ってんだコイツ?」と思うのが殆どの人の反応だろう。かくいう俺も、クラスの友達に同じことを聞かれたらそう答える自信がある。
そう今までの俺だったら・・・・。
取り敢えず、何故俺がこんな馬鹿みたいな質問をしているかというと・・・・
「そろそろ終わった?」 ぼりぼり
今俺の目の前に、自分は神様という人がいるからだ。
その自称神様(笑)がいうには、「おい自称ちゃうわい!!」・・・・どうやら俺は死んだらしい。「スルーかいな!?」
なんでも、死んだ理由がこちらの神の不手際のせいだそうだ。そのお詫びとしてどこでも好きな世界に転生できるというから気にしてないけど・・・・。
話は変わるが、神様は俺達人間の寿命を帳簿で確認して、その時が来たらあるノートに死因等を書いてその人の寿命を断つらしい。
寿命や死因等は、前世や今世の行いで決まるのだそうだ。
悪い事をすると地獄に落ちるというのもあながち間違いではないらしい。
というかここに来て思ったんだが、天界(ここ)突っ込みどころありすぎだろ!?
何だよ、『あるノート』って!効力聞く限りおもくそデ○ノートじゃねぇか!?
しかも、死因を決めるのが見る限りあの東京フ○ンドパークに出てきそうなダーツってどういうつもりだよ!!
「ちなみに俺のリアルの死因は・・・?」
ふと気になったので、近くに居る神様に聞く。
つか、どうでもいいけどこたつ入って煎餅ぼりぼりむさぼるのマジやめろ。
みためちっこい美少女なだけあってすっげぇシュールだから。
何だよ中身おっさんの美少女って。詐欺ってレベルじゃねぇぞ。
神様は、帳簿をめくっていく。
「ええと、なになに・・・・・・・・・ぶふぉっ!!・・」
「どうしたんだよ」
いきなり吹き出した神様は、肩をむっちゃぷるぷるさせながらこちらに帳簿を渡す。全く、一体何だってんだ・・・?
パラッ
名前:王間(おうま) 雨(れいん) 足の小指を強打し、ショック死
「おぅい!?」
俺は思わず一人声を荒げてしまった。
だって死因が『足の小指を強打し、ショック死』って何だよ!!いくら不手際でもちょっとひどすぎるだろ!?
ここで一つ想像してもらいたい。
俺の勝手なイメージだが、息子等が亡くなった場合は大抵奥様方がご近所で、
「あそこのおたくの息子さん、亡くなったらしいわよ!」
「ホントに!?・・・・何処何処の何々さんのこと!?」
「まだ若かったのにねぇ・・」
「なんでも死因は交通事故だったらしいわよ!」
「あそこの交差点は危ないからね~」
「うちの息子にも注意しとかないとね~」
等と話すだろう。ここでだ。
もし死因が『足の小指を強打し、ショック死』とかだったらどうだろうか?
今のパターンにあてはめてみよう。
「あそこのおたくの息子さん、亡くなったらしいわよ!」
「ホントに!?・・・・何処何処の何々さんのこと!?」
「まだ若かったのにねぇ・・」
ここまではいい。
「なんでも死因は足の小指を強打し、ショック死したらしわよ!」
「タンスの角とか危ないからね~」
「うちの息子にも注意しとかないとね~」
となる。シュールを通り越してもはやカオスだ。
マジで俺の死に方痛たまれねぇ・・・・・・。
多分今頃教室では、
「小指強打してショック死とかwwwww」
とかなってるんだろうな・・・・・。
あれ、なんだか目からしょっぱい汁が出てくるよ。 グスンッ
べ、別に泣いてなんかないんだからねっ!
俺の今の表情を見て、流石の神様も悪かったと感じたのか妙に達観した目でこちらを見ている。
「ま、まぁ元気だせって!そのぶん転生先でむちゃくちゃすればいいじゃんか!」
そ、そうだな・・・!まあ何とかなるよな!
「そうだよそうだよ!!元気だしていこうぜ!」
なんか中身おっさんの神様に慰められた。まあそれはいいとして・・・・・
「転生先って何処なん?選べると?」
「転生先は『緋弾のアリア』って世界に行ってもらおうと思ってるよ~」
緋弾のアリアか・・・・・あそこは美少女が多くて嬉しいっちゃあ嬉しいけど、いかんせんそれを補って余るぐらい死亡フラグが多いんだよな~
「ちなみに特典とかは?」
大抵この手の転生には、特典―――つまりチートが貰える。生前もそのての二次創作は腐る程見たしな。
でも大抵は、貰えるチートにも限りがあるはずだ。
そう思っていると、神様が、
「特典?・・・・うーんじゃあ適当にチートぶち込んどくから平気平気!!
大船に乗った気持ちでいこう!!」
等と不安な事を口にしている。大丈夫かほんと?
そんな俺の気持ちを知っているのか、神様は
「よし、それじゃあいくか!!」
といってこたつを立ち上がる。
つかどうでもいいけど、いい加減煎餅片手に喋るのやめろよ。
何か非常に絵的に締まらないから。
そんなかんだで見た目美少女の神様が、俺のいる所までトコトコ歩いてくる。
そして俺の目の前にたつと、いきなり頭を撫でてきた。
俺的には、生前にそんな経験なかったせいかその行動が嬉しさ反面、ちょっと照れ臭かった。
つか今俺の頭撫でたほうの手、さっきまで煎餅持ってた手だろ。何か頭むっちゃザラザラすんだけど!?
俺のトキメキを返せ!!この合法ロリならぬおっさんロリ!!
そんな感じに俺が思っていると、俺の体の中から温かいものが溢れてくる。
多分これがチートなんだろう。
そんなことを思っていると、どうやら転移門のような所についた。
神様がこちらを振り向き、
「さあ雨琉くん!いよいよこれから君の物語の始まりだ!!
夢と冒険と!緋弾のアリアの世界へ!レッツゴー!!」
と、叫んだ。こころなしかノリノリのようにみえる。
そんな事を考えていると、俺の意識は徐々になくなっていった。これで目が覚めれば無事転生完了ということだろう。
だが、最期に一つ言わせてくれ。
「何故にポケモンネタぁぁぁぁぁぁ!?」
俺の心の叫びは誰にも聞かれることなく、深いまどろみの中へと沈んでいった。
つか割と本当にどうでもいい話だけど、天界(ここ)人間界のサブカルチャーに影響されすぎだろマジで。
後書き
どうも!!雨琉です!!
徹夜のテンションで書いてしまいました!!
これからも生温かい目で見守ってくれるとありがたかったりします!
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