涼宮ハルヒの卒業
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地雷を踏む
「ハルヒ、こっちだ」
「道は私が決めるわ」
「いいからこい」
昔使っていた抜け道、少し他人の敷地に入るけど今は仕方ないだろう。
そんなこんなで
「ついたわ!! クイズ会場!!」
「これはこれは、沢山いますね」
笑顔で小泉が言うが人が多すぎる。
「本当に一大イベントだったのか……」
「だから言ったでしょう」
自慢気なハルヒ、こいつの仕業という可能性もあるな。
「そう」
振り向くとそこには長門、てか
「心を読むな」
「読心では無い、視線などから
推測した」
それも読心術の一つじゃないのだろうか。
それにしてもさっきから朝比奈さんの声が聞こえない。
「ふぇぇー、嫌ですー」
「早く来なさい、みくるちゃん」
声のする方を見るといつものメイド服を来た朝比奈さんとハルヒがいた。
「なんだそれは」
「萌えよ」
知ってます。
「そうじゃ無くてなんで今朝比奈さんがメイド服を着ているんだ」
「可愛いからに決まってるじゃない」
さいですか。
「目立ち過ぎじゃあないか?」
「だからいいんじゃない、SOS団の宣伝に……」
ハルヒは俯いた。
小泉が溜息をつき、朝比奈さんが息を飲んだ。
後長門の無表情での目線が怖い。
「…………」
「……参加登録にいくわよ」
ハルヒの声はいつもより低かった。
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