SDガンダムGジェネレーション・オーバーワールド 明日無き未来へ
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
序章
前書き
皆さん。はじめまして。
頑張って小説を書いていこうと思います。よろしくお願いいたしますー!
俺が所属してる部隊は哨戒任務に着いていた。そして、今日はその哨戒任務が終わる日であった。これまで、何事もなく進んでいっていたから今日も平和に任務を終わらせれると思っていた。しかし、
ビービービー!
艦内に警報アラームが鳴り響く。俺は、愛機であるRGZ-95 リゼルに乗り込む。そして、順次モビルスーツが発進していき、すぐに俺達の小隊の発進となった。
「和也。落ち着いて行動しろよ。でなきゃ、すぐに死んでしまうからな。」か
「はい。隊長!」
小隊の小隊長が一人一人に声を掛けてくれた。少し緊張していたが隊長の一言で解れてきた。
「発進シーケンス開始・・・とうぞ!」
「天宮和也。リゼル、発進します!」
そして、俺は、戦いの宇宙へと飛び立った。
戦いは混戦していた。いや、混戦してると言うより混乱していた。敵勢力はモビルスーツではなく金属群であったのだから。
「な、何だ!?コイツらは!」
「うわぁ!!き、機体が!」
金属群は、一機のモビルスーツに群がると次々に取り付きあっという間にモビルスーツは金属群と同じ色である銀色の塊となってしまった。そして、通信も無いと言うことは恐らくパイロットも・・・
「隊長!コイツらは一体!?」
「慌てるな!そして、絶対に奴等に接触したりされたりするな!射撃攻撃で撃ち落とすんだ!」
俺達の小隊は、距離を取りビームライフルで金属群達を撃ち落としていった。しかし、数が多すぎて次第に距離を詰められていった。
そして、一機のリゼルのエネルギーが切れて無防備になった所を金属群は覆っていった。
「トーマス!?」
「た、助けて・・・」
通信モニターには、コックピット内にまで侵食していった金属達がトーマスを覆うかのように迫っていき助けを求める仲間の声が最後の言葉となってしまいそのまま、モニターは途切れてしまった。
「トーマス!!!」
そして、同じ様に射撃攻撃で応戦していた者達も次々と金属群に襲われてしまっていった。そして、遂には母艦さえも金属群に覆われてしまった。
「このままでは全滅だ!和也!お前の機体が今一番エネルギーが残ってるはずだ!お前は、この戦域を離脱してこの事を皆に知らせるんだ!」
「隊長!?何を言ってるんですか!俺だけではなく皆で・・・」
「何言ってやがる!誰かが殿を勤めなきゃ助かるもんも助からねぇんだよ!」
「アルゲル・・・クッ!」
小隊長と仲間達に言われて和也は、リゼルをモビルアーマー形態にして戦域を離脱していった。
「さて、和也の道は俺達で絶対に守り抜くぞ!」
「了解!」
そして、残った者達は再び戦闘を開始した。
コックピットの中で、和也は分かっていた。あの状況だ。恐らく部隊は全滅するだろう。しかし、隊長達はそれを分かっていて自分達の故郷地球を守る確率を上げるために和也を逃がしたことを。例えそれが、自分自身の命を使ったとしても。
「隊長・・・皆。必ずこの事を統合軍に知らせてみせる!」
しかし、コックピット内でロックオンアラートが鳴り響く後ろを見ると先程の金属群が迫っていた。
「クソッ!捕まってたまるかよ!」
和也は、振り切ろうとしたが敵の機動力の方が上なのか徐々に追い詰められていた。
和也の脳裏には部隊の仲間達の顔、地球にいる家族の顔。
そして、
「(絶対に見に来てね!約束だよ!)」
約束を交わした大切な妹の顔が浮かび上がった。
「(ごめん。約束、したのに・・・)」
そして、金属群に覆われながら和也の意識はそこで消えていった。
「艦長。残骸の中に無事なモビルスーツがあります!」
サイド7に向かう途中艦隊の残骸が見つかり使えるものがないか探したらモビルスーツを見つけた。
「それは本当!」
「はい!しかも、リゼルですよ!」
「それは、お手柄です。私達の部隊には重要な戦力になります。直ぐに回収して下さい。」
「はい!ってあれ?大変です!生命反応確認!人が乗ってます!」
「・・・動かない所を見ると、どうやら気を失ってる可能性があります。なおのこと直ぐに回収して下さい。医療班は直ぐに格納庫に向かって下さい。」
そして、この出会いから物語は進んでいく
ページ上へ戻る