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涼宮ハルヒの卒業

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涼宮ハルヒの苛立ち

「今日よりSOS団の強化週間一日目を始めるわ」
翌日の放課後ハルヒはそう言って数枚の紙を机に叩きつけた。
紙にはクイズが沢山書かれていた。
「さあ、解きなさい、因みに私は満点よ!」
作ったのはお前だからな。
「では」
持ち考え始める小泉。
「えーと…………うーん」
朝比奈さんはペンを持って固まってます。
さあ、我らが天才長門は……
「…………」
なんか訳のわからない文字を書いている。
「長門、それはなんだ?」
「小麦粉から作成される炭水化物系食物で食べられない物の生成式」
俺は適当な場所を指して
「これはなんなんだ」
「食物等に住み着き急速に増殖する菌」
「……わかるように言ってくれ」
「カビ」
屁理屈か!!
「そりゃ食べれないな」
「食後にしか影響がでない、食す事はできる」
「……さいですか」
こりゃダメだ。
「キョン! さぼるな!」
ハルヒの一括、一応真面目にやるか。

それから一週間の強化期間を終え、土曜日クイズ大会本番。
「さあみんな! 気合い入れていくわよ!」
「お、おー」
「頑張りましょう」
「…………」
早く終わりたい。

「…………」
数分後、ハルヒは目に見えるほど機嫌が悪くなっていた。
「困りましたねぇ」
爽やかな顔で言っても説得力ねぇよ。
ハルヒの機嫌が悪い理由、それは
「なんで通れない所ばっかなんだ」
そう、そこらじゅう工事だらけでなかなか会場に着けないのだ。
「…………」
どんどん苛立っていくハルヒ、何かやばそうだ。
「そろそろ危ないかもしれません、閉鎖空間が出始めています」
「わかってる、後顔近い」
しかしクイズ大会にはまた来年に出ればいいわけで、別にループには関係無いんじゃないだろうか。
「……これ」
長門がクイズ大会のチラシを渡してきた。
「どうしたんだ」
「ここ」
長門が指したのは大会出場条件だ。
高校生以下……
「わかった、無視したらダメなんだな」
「……そう」
クイズ大会断念説、却下。
 
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