IS《インフィニット・ストラトス》 ~死神の序曲~
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本編
織斑 一夏
前書き
プロローグぶりの束さん登場回。
と言っても通信でだけど。
しかもぶりと言うほど時間たってなかったりする。
~レイside~
あの後、滞りなく授業が終わり放課後になった。
一夏は授業がキツかったのか机の上で陸に上げられた魚のようにぐったりしている。
私は少し早めに寮の部屋に帰ろうと思っていたので一夏に一声かけて自分の部屋に行った。
今日渡された部屋の鍵を見ると僕の部屋は1025号室だった。
そして部屋に誰もいないようだったので部屋の鍵を閉めてシャワーを浴びてからパジャマに着替えてISのプライベートチャンネルを使ってある人に連絡した。
そのある人とは束である。
《グーテンアーベント♪みんなのアイドル束さんだよ♪》
「束、何故にドイツ語?」
《近い未来にレイきゅんが銀髪のドイツっ娘に会う予感がしたからだよ!》
「何、その妙に具体的な未来予言 !?」
《良いではないか♪良いではないか♪》
「悪代官乙」
少しふざけながらも今日あったことを束に報告した。
一夏の参考書廃棄事件やバターロールのことなどだ。
《いっくんは相変わらずだね~♪……それにしてもそのバターロールムカつくー!》
「だよね?僕もプッチン来ちゃって今度そのバターロールと試合することになったよ」
《レイきゅんと試合?アハハハハハハハ♪バターロール勝てるわけないじゃん♪たっぷり身の程を教えちゃってよ♪》
「分かってるよ。バカにしたことを後悔させてやるよ♪」
そうして楽しく会話をしていると束が話す口調をいきなり変えた。
《で、いつから動くのレイきゅんは?》
「真面目モードなの?まあ良いけど。いつから動こうかなぁ。まあ時期を見てだよ。まだ先の話」
《ふ~ん、それで○○とかだっけ?》
「うん。それと□□に◇◇だよ…」
《ははは♪まあ手伝ってほしければいつでも言ってね♪助けてあげるから♪》
「気持ちだけ貰っておくよ」
そう束と話していたらあることに気づいた。
「束、悪いんだけど誰かがこっちに向かっているみたいだから切らせてもらうよ」
《うん♪分かった♪じゃあまたねレイきゅん♪バイバイキーン♪》
「はいはい、バイキンマン乙。またね」
そう返事をした後にプライベートチャンネルが切れた。
そしてそのすぐ後に部屋の鍵を回す音がした後に一夏が部屋に入ってきた。
え?もしかして一夏と同室なの?
~レイsideout~
~一夏side~
俺は千冬姉と山田先生から寮の部屋の鍵を貰って部屋に入った。
そして同時に後悔した。
理由は怜がパジャマ姿、これは良い。
だけど問題はかなり着崩れていて下着はギリギリ見えないけどそれが逆にエロく見えたことだ。
そうやって色々考えて呆然としていると怜が俺に向かって一言。
「え~っとこういう時は悲鳴を上げたら良いのかな?面白くなりそうだし」
「頼むから止めてくれ!それからノックもなしに入ってすまん!」
怜がかなり物騒なことを言ったが、非はルームメイトがいるかも知れないのにノックもせず入った俺にあるので土下座した。
俺が土下座していると「頭を上げて良いよ」と言われたので上げた。
その時には着崩れは直っていた。
ちょっと残念な気持ちになったのは内緒だ。
「で、一夏がルームメイトなのかな?」
「千冬n……織斑先生と山田先生にここの鍵を渡されたから間違いないと思うぞ」
俺がそう告げると何故か怜は吹き出した。
「一夏もわざわざ授業終わったのに織斑先生なんて他人行儀な呼び方しなくて良いのに」
「いや、今日はそれでたくさん叩かれたからな。何か呼び直すのが癖になりそうだ…」
「ハハハハハ♪こういう時は良いんだよ一夏。まあこれからルームメイトとしてよろしくね♪」
「そうだな。よろしく怜」
俺達はその後にシャワーの順番やら簡単なルールを決めた。
そして今日のセシリア?だっけか?
アイツの話や世間話をしていると怜がふと思い出したように告げた。
「そういえば勉強教えてあげる約束してたね。今からする?」
俺には是が非でもない提案だったのでそれに乗り、夜遅く寝る前までした。
そして授業が終わった後に怜が毎日教えてくれることになった。
怜には頭が上げられないぜ…。
~一夏sideout~
~レイside~
僕は一夏に勉強を教えて寝て、思いの外早く目が覚めた。
何でだろ?
僕は比較的に朝が弱い方なんだけど。
その後しばらくして一夏が起きてきたので一緒に食堂へ向かった。
「おぉ!怜、ここの飯うまいな」
「だね。私は今回洋食セットにしたけど一夏の和食セットも美味しそうだね。明日は私も和食セットにしようかな」
一夏の和食セットにはご飯に納豆、鮭の切り身に味噌汁、それに浅漬けだ。
対する僕の洋食セットはパンにコーンスープ、目玉焼きにソーセージ、それとジャムはお好みで。
僕はジャムとか甘い物が大好きなのでこれでもかというくらいジャムをたっぷりつけてパンを食べていた。
そうしてジャムをつけたパンに夢中なっている間にいつの間にか一夏の隣に女子が3人座っていた。
そうしてその1人から僕も話しかけられた。
「えっと長岡さんだっけ?随分織斑くんと仲良いんだね?」
「私のことは怜で良いよ。まあ同じ部屋のルームメイトだし馬があったんだよ」
そう話すと周囲が一気にどよめいた。
「え?本当なの織斑くん?」
「あぁ。本当だぞ」
「きゃー!本当なんだ!で、どうなの怜さん。一夏くんは部屋でどんなことしてるの?」
回りが一気にヒートアップするが僕は質問に答えず、余っていたスープ等を飲みながら食堂の入り口を指差す。
それを見て不思議そうに何人かの女子が目を向けると固まった。
理由は織斑先生がこめかみをピクピクさせながら仁王立ちしていたからだ。
因みに僕は来るのが見えていたので素早く食事を再開させていた。
だって怒られたくないしね♪
「いつまで食べている!食事は素早く効率よく取れ!遅刻した者はグラウンドを十周させるからな!」
『はい!』
みんなその後は手早く食事を済ませて教室に向かった。
その時に一緒に食事をした3人と仲良くなった。
特にのほほんちゃんと。
のほほんはニックネームなので悪しからず。
~レイsideout~
後書き
織斑 一夏、レイに対して欲情しましたな。
まあこれからどうなるのか?
それらも楽しんで頂けたら嬉しいです。
それと大学が結構忙しいので毎日投稿出来る可能性は低いです。
ですが出来るだけ投稿する予定なのでよろしくお願いします。
ではまた次回!
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