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魔法少女リリカルなのは~無駄己ドララオラオラァ転生者!!!~

作者:武様3
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第8話 入学式後編と目標

 
前書き
今回は入学式の続きを書こうとおもいます。
また、長めに書こうとおもいます。

では、どうぞ。

ついでにこれが本当の第8話です。
 

 
ワイワイ ガヤガヤ


ワイワイ ガヤガヤ

「お~い!ディオ!校舎の中見に行こうぜ!」

「あぁ。いいぜ!」

3時間目の自己紹介の時間が終わった後、15分間の休み時間に入った。俺達のクラスには早速友達になった奴も結構いる。ジョジョも俺も話しかけられ、一緒に校舎を見てまわることにした。けど、見てまわると言ってもトイレの場所や図書室、屋上への道しか見てまわらないつもりだ。第7話でも話したとおり、とにかくこの学園は広いのだ。それか、只単に身長が縮んだため周りの物が大きく見えるだけかもしれない。
ついでにこの校舎をまわるメンバーは全員合わせて4人。一人は転生者の『坂月 優介』。もう一人は元モブキャラの『内田 亮太』(うちだ りょうた)。
優介は俺達の名前が気になり話しかけてきたと言う。まぁ、ディオとかジョジョと呼びあっていたら、さすがに転生者なら気になるわなぁ。性格としてはちょっとクールだがイジルと面白く、ボケるとツッコンでくる。俺達の中では確実にツッコミ担当になった。ついでにボケてるのは殆どがジョジョである。
亮太は何か面白そうという事でジョジョに話しかけたらしい。しかし、ジョジョに話しかけた時の第一声が「エロ本読む?」と言い、さすがのジョジョもそれにはかなり驚いたらしい。
かなり性癖があるが優しく、面白い奴である。
まあ、これからつき合うことになるし、これぐらい変わった奴がいたほうが学校生活は楽しめるだろう。

「じゃあ、行くか!」

「おう!」 「あぁ。」 「えっ?何処に?」

校舎を見に行くんだよ!
なに人がせっかく説明してるのにエロ本何か読んでんだ!人の話しをしっかり聞け!そもそも学校にそんな物持ってくんじゃねぇよ!あとジョジョ!一緒になって読むんじゃねぇよ!?お前達のせいで周りの女子達の視線がイタイんだよ!

「別に見られてもどうも思わねぇよ。所詮『ロリ』だし。なぁ、亮」

「右に同じく。」

お前らもう喋んなぁ!女子達の視線が殺気に変わったぞ!?
高町家戦士とまではいかないが、かなりイタイ!
とにかく、ここから出ないと女子達が襲って来そうだ!

「えっ?襲うってまさか!?ベッドに押し倒されて…。」

頼むからホントッ黙ってくれ亮!女子達の殺気がさらに強くなった!
ダメだ。マジでこのクラスから出ないと襲われる!リンチに合う!
ヤバイ!女子達が席を立ち始めた!?

「おいジョジョ、亮、優!早くずらがるぞ!」

「ああったよ。まったく、何で俺達が…」

「あ~あ…。いいところだったのに…。」

お前らのせいでこうなったんだろうが!!!「ガラガラ。ピシャ!」って早っ!?もうクラスにいねぇし!?

「何で関係ない俺まで…。」

「別にここに残ってあいつら(女子達)の足止めをしてもいいんだぞ?」

チラッ。



ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴッ……


「…どうする?」

「(汗)……いや、遠慮しとく。」

「だったら早くずらがるぞ!」

「はぁ…。まったく…。」
と優は渋々席を立ち俺の後に続いた。

ガラガラッ! ピシャリ!

勿論念のために教室の扉は閉めておいた。

タッタッタッ…

そして俺達は逃げるように廊下を走り、校舎の中を見学した。














…10分後

一応、図書室とトイレと屋上への道は覚えた。
図書室についた後、中に入り色々と見学したが…流石は私立。俺達がみるかぎり漫画や絵本が一つも置いてなく、恋愛小説や冒険物などが殆どだった。しかし、ジョジョや優などが本棚にエロ本などを置いてるのを見つけた時はホントにビックリした。何故エロ本などを置いたかを聞いてみると、
「これ(エロ本)を学校でも読みたいという人の為に、俺達が学校に寄付してあげてるんだよ!」
と逆切れをし、そんなもんを学校でも読みたい奴はこの学校でお前ら二人しかいないだろ。と思いながら、
俺は二人を張り倒し縛ったあと廊下に蹴り出した。勿論エロ本は回収し、校庭で燃やしておいた。燃やしている途中後ろから、「やめろぉ!」とか「俺達の夢がぁ!?」とか聞こえたが無視した。燃やし終わった後三人がいる所に戻ってみると、馬鹿二人が燃え尽きていた。話を聞いてみるとどうやら俺が燃やした本の中にお気に入りが5冊入ってたらしい。ざまぁみろと思ったが、5秒もしない内に二人は復活し「「俺達の寄付活動は止まらないぜ!」」とかほざいたので俺はコイツらを絶対図書室に入れない事を誓った。恐らく図書室に行くことはもうないと思う。

次にトイレに行ったが、俺は二人が余計な事をしないように、二人の後ろに優と一緒に警戒していたが、
トイレに着くと共に二人が「「ここがトイレか…。よし、次の所に行こう。」」と予想外の事を興味なさそうに言い、俺と優はビックリしさらに警戒を強め後ろから見ていたが、本当に興味がなさそうにそそくさ先に行ったので俺と優は口をポカンと開けながらジョジョと亮の後ろ姿を見ていた。俺と優は二人の姿が見えなくなった後すぐに二人の後を走って追い、追い付いた後二人に何故女子トイレに入らなかったのかと聞いてみると、二人は
「別にロリが小便してるのを見たって嬉しくとも何ともねぇよ。」
「俺達が好きなのはナイスバディの女性であって、あんなロリ体型ではない。」
と言ったので、トイレはひとまず安心だと思った。
けど、ジョジョは女子にモテたいのではないか?と思い、俺はジョジョに聞いてみた。そしたら、
「モテたいと好きは全然違うのよ。」
と言い納得したが、しかしジョジョよ。お前がずっとこんな事をしても、この先お前がモテモテになるのはまずないぞ。

その後、俺達は最後に屋上へ行った。
屋上は五階にあり階段で登ったが、身長のせいかかなりキツかった。
五階まで来た後今日が入学式という事をふと思い出した。
今日が入学式だという事は新入生しかいないのでもしかしたら屋上の扉の鍵は閉まっていると思ったが、どうやら今日は特別らしく、扉は開いていた。
当然俺たちは扉を開け、屋上に入った。
開けた時、目に入った光景の感想は、綺麗の一言だった。周りは柵に囲まれており、そこから見える景色には町や海が見え海鳴市の景色を一望できた。柵の前には公園にある用なベンチがあり、その中心には花壇が植えてあり、まるで花畑にいるようである。ちょっと女の子っぽい感想だが、本当に綺麗のである。優も同じ感想で、「おぉ~!」と感激していた。
また、めずらしくジョジョと亮とも意見が合った。その意見が『ここで授業がサボれる』という事である。
皆も少し忘れてしまってるようだが、俺も含めてジョジョ、優も転生者で高校に通っている途中だった。
だから、小学校から高校の内容は一通りやってるので小学生の授業を受けてもただ眠たくなるだけだと思う。
しかし、亮太は元々この世界の住人なので将来のためにもサボらすわけにはいかない。まあ、いざとなったら俺達が勉強を教えようと思う。
さて、もう見たいもの見たしそろそろ戻るか。…女子達もう怒ってないかなぁ…(汗)いざとなったらジョジョと亮だけを置いて優と二人と逃げよう。
「じゃあ、そろそろクラスに戻るか。」

「だったら、さっさと戻ろうぜぇ!」

「おう!」

そう言ったジョジョと亮は女子達の事をすっかり忘れてるらしく、そそくさて戻っていた。

「おい、ディオ。」

「ん?どうかしたか優?何かテストの結果が心配するような顔をして。」

「いや…。その、女子達の事について何だが…。」

「あぁ、その事か。大丈夫、対策はある。」

「一応聞くが、その対策は何だ?」

「あれ?言ってなかったか?」

「いいや。聞いてないぞ。」

あれ?さっき言ったような気がしたんだけどなぁ…。

「もし俺達が教室に入って瞬間女子達が俺ら四人を襲ってきたら…。」

「襲ってきたら?」

「ジョジョと亮には犠牲になってもらう。」

「あぁ。なるほどな、いい案だ。」

優よ。貴様は一つ勘違いしているぞ。俺と優はまったく関係ないのだぞ。元々は、あの馬鹿二人のせいで女子達の機嫌を損ねたんだ。あの二人か犠牲になってもらうのは当然だろ。

「まあ、いざとなったらジョジョと亮には犠牲になってもらうから、大丈夫だろう。」

「そうだな。なら、戻るか。」

「あぁ。」

そして俺と優は、その場を後にし教室に戻った。








俺と優はクラスに戻ろうと思ったが、なぜか教室前がやけに騒がしい。



ザワザワ ザワザワ

ザワザワ ザワザワ


「おい、何かあったのか?」

俺は教室の扉の前にいたジョジョと亮に尋ねて見た。

「あぁ…来たのかディオ。俺達が来た時にはもう騒がしいかったから俺も直接の原因は分からねぇが、どうやら喧嘩らしいぜ。」

「喧嘩だぁ?入学式の日にか?一体何をしたら喧嘩に繋がるんだ?」
入学式の日に喧嘩とか何をどうしたら喧嘩に繋がるんだよ…まあ、小学生の喧嘩だから大した理由じゃないと思うが…

「まぁ見れば分かるんじゃねぇか?」
それもそうだな…。
俺はジョジョの隣に行き、周りにいる野次馬と一緒に見てみた。
だが、俺の目にはとても小学1年がしている喧嘩とは思えない光景が広がっていた。


『貸しなさいよ!』

『嫌っ!』

どうやら騒ぎ起こしてるのは『アリサ・バニングス』さんと『月村 すずか』さんの二人らしい。
現状を見ると、バニングスさんが月村さんのカチューシェを取ろうとしている。
バニングスさんが髪の毛を引っ張りながら月村さんが逃げないようにして、カチューシェを奪おうとしている。月村さんは髪の毛を引っ張られて若干涙目になりながら
頭のカチューシェを押さえている。

「おぉふ…あれは痛い…。」
亮の言うとおり。たしかにあれは痛い…。髪の毛を引っ張るという事は頭皮そのものを引っ張るということ。例えそれが大人だろうと痛いのは変わらない。

『別にいいじゃない!それを早く貸しなさいよ!』

『嫌っ!』

「お、おい…。そろそろ止めないとヤバくないか…。」
ジョジョの言うとおり。そろそろ止めないと月村さんも本当に泣いてしまいそうだ。
俺達がそう思っている中、一人の女の子が出て来て二人の所へ静かに歩いて行った。
その女の子は二人の間に入りこんだ後、バニングスさんの方を向いた。

「何してんだ?あの女の子?」
亮はまだ精神年齢が子供だから分からないようだが、俺とジョジョ、優も代々分かっている。
周りの野次馬達も「何してるの?あの子?」や「目立ちたがりやか?」など色々聞こえてくる。
その女の子はバニングスさんの方を向いた後、手を挙げ、そして…。

「おい…!まさかあいつ!」

「まじかよ…。あんな事をしたら悪化するだけだぞ。」
上からジョジョ、優の順に言った。どうやらやっと次に何をやるか理解したらしい。無論俺はとっくに理解している。伊達カーズ様の2倍の知能を貰ったわけではない。

そして、その女の子は挙げた手をバニングスさんの頬に、












叩きつけた。







パァン!!!










周りいた野次馬達の声、俺達の声は振り下ろされた手と共に静かになった。


シィーン……


まさに、空気が凍ったように静かだった。


「……。」

「……。」

「……。」

「…やりやがった……。」

俺は静かにそう呟いた。

『っ!?何するのよ!?』

声を出したのは涙目になっているバニングスさん。頬を押さえながらその女の子を睨みつけた。
この年で叩かれたのに泣かなかったのは凄いと思う。
そして、バニングスさんの声共に周りの野次馬達がまた騒ぎだした。
「あの子!今叩いたよね!?」「あいつ何してんだ!?」

ザワザワ ザワザワ

ザワザワ ザワザワ

「まっ、まじで叩きやがった…。」

「まさに火に油だな…。」

「あ、あいつ今!あの子を叩いたよね!?」

ジョジョ、優、亮もかなりビックリしているようだ。二人の喧嘩の間に入りこんだ挙げ句、
バニングス家のお嬢様を叩いたのだ。当然の反応だろう。


『痛い?』

女の子が口を開き言った。





『でも大切なものをとられちゃった人の心は、もっともっと痛いんだよ。』


その女の子、『高町 なのは』は言った。


















キーン! コーン! カーン! コーン!

『起立!きょうつけ、礼!』

「「「「「「「さようなら!!!」」」」」」」

『はい!さようなら!気をつけて帰ってくださいね!』

はぁーい!!!












「ん~!やっと終わったぜ!」

「あぁ。やっと終わったな。」

「かぁ~!早く家帰ってエロ本読みたいぜ!」

あの後、チャイムが鳴った後先生が来て皆何事もなかったように4時間目は始まった。
4時間目の学校説明の時間はかなり気まずい空気だったが、帰りの挨拶が終わった後バニングスさん、月村さん、高町さんは皆で謝り合いいつの間にか友達同士になっていて、さっき一緒に帰って行った所を見かけた。

「にしてもよぉ~。すごかったよな!あれ!一時はどうなるかと思ったぜぇ!」

「同感だ。」

「まあ、仲良くなってたし、大丈夫だろう。なぁ!ディオ!」

「あぁ。俺も亮の言う通りだと思う。さっき見た時には一緒に帰っている所を見たからな。」

「まじかぁ!?あんな事があったのにもう仲良くなってたのかよ!?」

確かに、あんな事があったのにもう仲良くなっているのは凄い。精神年齢が高いのか、すぐに仲良くなってたからな。さすがは原作キャラといったところか。

「だが、高町さんが言った言葉は到底小学1年とは思えない。」

「あぁ~。それには同感。」

「まったくだよ!とても同じ1年生とは思えないぜ!」

そんな話をしながら俺達は歩きながら帰って行き、笑い合った。
その後、亮と優とは道で別れ、それぞれの家に帰って行った。
必然的に残った俺とジョジョはこれからの予定について話し合った。

「ジョジョは帰った後何をするんだ?」

「俺か?俺は家に帰った後、『波紋』と『魔法』の特訓をしようと思う。ディオは帰ったら何をするんだ?」

「俺は、『石仮面』を作ろうと思う。」

『石仮面』…。原作ではジョースター家の運命を大きく変えた悪魔の仮面として言われている。

「…そんなもん作ってどうすんだよ?」

どうやら、怒っているようだなジョジョは。それも当然か。あんな物作っても人を不幸にするだけだからな。

「そんなもん決まってんだろ…。俺がそれを被り『吸血鬼』なるんだよ。」

「なぁ!?てめぇ自分が何言ってか分かってんのか!?」

「んなもん百も承知だよ。」

「じゃあな…「必要なんだよ。俺が目指している物に…。」お前が目指しているもの?お前はその目指しているもののために周りの奴等を傷つけるかもしれないんだぞ!?それこそ子孫の代まで続く事かもしれないんだぞ!?」

「その心配はない。」

「何が心配ないだ!そこまでしてお前は何を目指しているだよ!?」

「俺が目指しているのは『最強』だ。」

「『最強』だぁ?ふざけんなよ!そんな事の為に周りを傷つけるかもしれないというのに…「さっきも行ったが、その心配はない。」…何の根拠があってそう言いきれる?」

「俺が最強を目指しているのは只単に強くなりたいわけじゃない。」

「じゃあ何の為だよ?」

「大事ものを、人達を100%守れるようにするためにだ。」

「……。なるほど分かった。だが、もし『石仮面』を無事に作れたとしても石仮面をつけた瞬間、お前は太陽の下では暮らすこともできないし、血をすわなければ生きていけなくなる体になるんだぞ。」

「そこも大丈夫だ。石仮面を作るときに太陽の下でも生きていける設定と血を吸わなくても生きていける体に設定すればいいはなしだ。」

「…つまり、お前が作ろうとしているのは『究極生物』と『吸血鬼』のハイブリットって所か?」

「まぁそうなるな。」

「…お前に出来るのか?」

「当たり前だ。カーズ様の2倍の知能を嘗めるなよ。」
フッ…。俺はそういいジョジョに微笑んでみせた。

「…分かったぁ!なら、俺は親友を信じるだけだぜぇ!」
ジョジョも納得してくれたようだ。

「あぁ。ありがとうな。ジョジョ。」

「別にいいが、絶対に期待を裏切るなよ!ディオ!」

「あぁ!分かってるよ!ジョジョ!」

そして俺達は家に帰り、それぞれの自分の課題を始めた。
ディオは『石仮面』、ジョジョは『波紋』と『魔法』。
3年後の原作へ向けて、転生者達は準備を始めた…。
 
 

 
後書き
今回は結構長めに書いたつもりです。

何か指摘、助言、感想がある方はドシドシ書いてください。
クレームは受け付けません。 
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