ネギま!?の世界で憑依?
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第七話 オスティア最終決戦
前書き
お待たせしました。やっと更新できました。
今回もやりまくりです。
1983年9月29日
■魔法世界 オスティア 墓守り人の宮殿 近衛木乃香
魔法世界で救援活動をしながら、完全なる世界の手先をチマチマ潰して来たんやけど、いよいよ最終決戦や。完全なる世界の手先には各国の要人も含まれとったから、その衝撃でヘラスもアリアドネもMMも戦力出して来たんやけど、此処で潰さにゃ残党が悪さするからなー気張るで。
「ちーちゃん、ナギ達が準備しとるから挨拶やで」
「このちゃん、わかったよー」
いきなり転移で目の前へいくけど、ちーちゃんは天狗の隠れ蓑で隠れたまま上空待機や。
「うを、なんだ!」
みんな驚いとる。此が楽しゅうて超至近距離転移するんやから。
「うちや、うち~、月詠や~」
うちが話すと警戒していたナギ達が警戒解いてくれた。
「おう、久しぶりだな」
「久しぶりじゃな」
「月詠さんお久しぶりです。お噂はかねがね」
ナギ達も覚えていてくれたらしく、挨拶してくれる。
詠春達に聞こえるようにマスターアジアだけでなく、月詠でも活躍しておったから、有名になって、ファンクラブまで出来ているんや。
「そなたが月詠か、ナギから話は聞いておるぞ」
アリカ姫とは初対面だけど、二股眉毛を見ると笑いそうになるのを堪えるのが辛いわ。
「アリカ殿、私は天照神鳴流宗家月詠ともします~」
「そうか、数々の活躍、見事であったと聞いておる。オスティアの民も大分助けられたと聞く、其処でじゃ、妾のことはアリカで良いぞ」
「謹んでお受け致します~」
そうして遂に、ライフメーカー討伐の為の作戦が始まったんや。
無論、うちもちーちゃんも高密度身代わり符で作った別キャラも活躍させてるんやけどね。
「ハハハハハ、我こそはマスターアジア!天に仇為す賊徒共に裁きの鉄槌じゃ!!」
「リナ・インバース参上!悪人に人権はない!!竜破斬!!重破斬!!」
さてうちも、、魔獣召還や。
「百鬼夜行つくよみ組~」
と言いながら、出てくるのは国民的大怪獣や、昨日アマテラス様に頼んで別次元から呼んでもらったんや。
「ギャオー!!」
「いいで、ゴ○ラ、放射火炎や~」
「絶対変だ!!!」
『ちーちゃん現実から目を逸らしちゃあかんで』
火力の飽和攻撃に一瞬で敵の魔物が丸焦げで消滅や。
「おいおい、何だこの火力……」
「俺達要らないんじゃ……」
ナギ達以外の連中の目が点や、そやなみんなは万が一の難民救助の為に居るような気がするで。
おうおう、ナギ達はアーウェルンクスシリーズとか火のアートゥルとかと戦闘中やけど、うちは暇や。ありゃ、ラカンが傷だらけでピンチや、本人は嫌がるだろうけど加勢するんやー。
「ラカン加勢するで~♪」
「心配無用だ!」
「傷だらけやないか~♪」
戦闘中にもかかわらず間の抜けた話し方のうちに苛ついたんか、火のアートゥルが攻撃しかけて来たで、此で正当防衛や。
「ラカン、攻撃食らった以上はうちも被害者や、損害賠償を請求する為にその変なのボコルで」
「仕方ねーな、一寸だけだぞ」
「おおきにラカン。ちょとだけ殺るで~♪」
「馬鹿にするな」
火のアートゥルが凄い連続鉄拳を炸裂させるんやけど、うちには蠅が止まる程遅いで。
「神鳴流奥義、滅殺斬空斬魔閃~♪」
「そんな攻撃が効くか!」
火のアートゥル、体が既に無くなってるんだけど、気づいてないようやな。
「月詠、やり過ぎだ!俺の獲物が!!!」
「ラカン、短気は損気や~それに未だ未だ敵は沢山いるで~♪」
「仕方ねーなー」
うちとラカンが話してる間にも未だ体無い事を気づいてないとは流石人形や。
「ラカン、怖じ気づいたか、そうか手も足も出ないか」
うちもラカンも阿呆を見る顔で火のアートゥル見ながら一言や。
「手も足も出えへんのはあんさんでっせ~♪」
「なに!」
そうして初めて自分の体が頸から上だけに気が付くと。
「そろそろ、燃えるゴミは焼却せにゃ環境汚染や、メガフレイム~♪」
「馬鹿な!!炎の俺が焼けるなど!!!!!!」
消し炭になって消滅したで。
小一時間の戦闘で敵の部隊は全滅や、あとはライフメーカーだけや。
「Eブロック残党の気配はありません」
「Fブロックも同じく」
「此で地上の敵は全滅じゃな、後は中に入り黒幕を倒すだけじゃ」
「姫さん、必ず姫子ちゃんを助け出すぜ」
「ナギ」
ラブコメは置いといて、此処でゼクトが死ぬか乗っ取られるんだっけ?原作知識が少々曖昧な所やからな。
「ナギ、突入準備は10分もあれば終わる、10分後に突入だ」
「詠春、くそ真面目に茶々を入れるな、今良いところだったのによ」
「ラカン、詠春、見ておったのか」
可愛いのーアリカが慌ててるわ。
「ナギ我が騎士よ死ぬな」
「ああ、姫さんの顔を又見る為にな」
「ななな」
又ラブコメや、ここいらで止めるで。
「敵の親玉が隠れとるんやろ、態々穴蔵入って行くのは罠に掛かるようなもんや~」
「月詠さん、親玉を引っ張り出す事は出来ませんし、我々が行くしか無いのです」
アルの反論は普通なら尤もなんやけど。
「そうだぜ、出てこないんだから行ってぶっ飛ばずぜ」
ナギは単細胞すぎや。
「出て来ないなら、ええ手が有るで~」
「なんじゃ?」
「詠春は天の岩戸をしっとるやろ~」
「ええ、日本神話ですよね」
「そや、それと同じで、親玉をおびき出せばいいだけや~」
「それが出来んから苦労しておるんじゃ」
ゼクトよアリカと喋り方が被ってしまうわ。
「神話だか死んだだか知らねーが、早く突っ込もうぜ」
「ナギ、少しは落ちつかんか」
「天の岩戸から天照大神をおびき出す為に天鈿女命がストリップしたんや~」
「そうですけど、そんな事で出てくる訳が」
「其処は、うちの知り合いの呪術使いが踊りと雅楽に誘導波を入れるから大丈夫や~」
「誰が踊るんだよ。姫さんか?」
「なななナギ!」
アリカがナギの言ったことで真っ赤になったで、そりゃストリップしろなんて言われたら、覚悟決めてても動揺するわ。
「やはり此処は、月詠さんにあられのない姿で踊って貰いましょう」
アルの変態度Maxや。
「アル、お前の趣味を言ってどうするんだ。ストリップと言えばナイスバディーの姉ちゃんと相場が決まっていてだな、敢えて言うならセラスとかが最高だと思うぜ」
「わっわたしですか」
セラスが真っ赤になったで。
「ラカン、妾なら構わんぞ」
対抗意識からか、テオドラも無い胸をめい一杯張って主張しているんやけど、相手にされへん。
「アルにしか効かないんじゃしょうがねーぜ」
「なんじゃと、こう見えてもナイスバディーじゃ」
「大丈夫や、踊り子も呼んでるで~、ほんまの天鈿女命はんや~」
実は昨日の会談で天鈿女命はんに参加頼んだら、『久しぶりだからサービスする』ってノリノリで快諾してくれたんや。
うちの分身の雅楽師が音楽鳴らす中、天空から光の柱が立ってそれが収まったとき天鈿女命はんが降臨したんや。
みんな神々しさにひれ伏してるで。
「天鈿女命はん、この度はお願い致します」
「判っておる、任せるが良いぞ」
早速、天鈿女命はんのストリップショーの始まりや。
女性陣は目を背ける者、興味津々で見る者がいるんやけど、男性陣が殆どかぶりつきで見学や、ラカンは目を皿の様にして見とるし、リカードも同じや、詠春は鼻血出して気絶や、少しは女性に慣れにゃ結婚も不安やで、タカミチは真っ赤になって逃げているけど、クルトは最前列でかぶりつきや、あんさんアリカ姫命やないんか、ムッツリスケベやな、アルは興味無さそうや、流石はキングオブロリや。
ナギも鼻の下伸ばして阿呆みたいな顔して見とるけど、アリカが怒り心頭やで。
「ナーギー!!」
「なんだい、姫さん、今良いところなんだぜ」
「この唐変木が!」
決まったで、アリカのスペシャル王家パンチ!!ナギの魔法障壁ぶっ壊してナギが飛んで行ったで。嫉妬の炎で一時的に黄昏の姫巫女の血が出たんやな、大怖。
■魔法世界 オスティア 墓守り人の宮殿最深部 ライフメーカー
もう少しで、世界を無に帰す儀式が完了する。最早この世界を救うには此しかないのだ。この世界を作った者として最後まで責任を持つ事こそ我の存在理由といえよう。デュナミス以外の使徒は潰えたか、しかしもう遅い全てが終わるのだ。
何だこの音楽は、体が勝手に動いていく。どうしたのだ!!未だ儀式の途中だこのままでは不完全になる!!!
■魔法世界 オスティア 墓守り人の宮殿
天鈿女命はんのストリップショーが始まって15分程で宮殿の奥底から強大な魔力が引きずり出されて来るのがわかったで。
「みなはん、いよいよ黒幕のお出ましや~、全軍攻撃準備~」
それまでがぶり付きやった連中が慌てて股間押さえながら動き出して、女性陣の顰蹙買ってしもうた。いやな、どうせみんなの攻撃きかへんのやから、うちだけで戦った方がええと思ったわけや。
『ちーちゃん、結界張って皆を守ってな』
『このちゃん、本当に大丈夫なんだよね』
『まかしとき、神様の御加護付きや』
ちーちゃんは天鈿女命はんがうちの分身やと思っとるから心配してるんやけど、ほんまの神様やから。
「何故だ!何故体が引き寄せられるのだ!!!」
「大声で叫んでみっともないで~」
姿現したライフメーカーにみんなが驚きながら攻撃準備しようとするけど、天鈿女命はんの力で攻撃出来ないんや、したがってうちの独壇場や!
「あれが黒幕じゃと」
「世界を破滅の導こうとした悪の権化」
「勝てねー」
「この世の誰にも倒すことは不可能、不滅の存在……」
みんながその力に押されとるけど、ナギは元気や。
「テメーこのぶっ殺す!!!」
ただ此処で殺しても20年後ネギま!の時代に蘇るんで、此処で封印が最善や。
「貴様か、この音楽を流すのは!!!!」
「うちは月詠や、造物主大人しく魔法世界の礎となれ」
「なにを!!!」
「絶対冷凍破」
「ぐわーーーーーーー!!!!」
見る見るうちにライフメーカーが凍り付いていくで、絶対零度の氷の牢獄やけど、更に追い打ちや。
「超原子崩壊励起」
此で、存在自体を分解して魔力を結晶化や。
「私は……!!!!!」
「何が起こったんだ!」
「黒幕が、凍り付いていく!」
「バラバラになった!」
「なんじゃ、あの力は」
「凄すぎるぜ」
「流石は、我が愛する人ですね。此は絶対にコスプレを」
あかんアルが変態に戻る程の衝撃やったんや。
「造物主(ライフメーカー)、そして始まりの魔法使いよ。お前の子供達は私が救ってやるで、安心して世界の礎となるんや」
そして、うちの手の中には、ライフメーカーを包み込んだ蒼い結晶体が成長していったんや。
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