ハーデスは転生者!?
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プロローグ 俺、ハーデスになりました
前書き
どうも、ニート冥王デス。
色々と感想が聞きたくなったのでマルチ投稿をさせてもらいました。
この作品は処女作なので至らないことがあるかもしれませんが、どうぞよろしくお願いします。
「さーて、どうしよかな~・・・・・・」
俺の名前は黒羽零士。まぁ分かると思うけど転生者だ。
「それにしても・・・・・本当は黄金聖闘士になりたかったんだがなぁ~」
一人愚痴をこぼしながら、俺は"神殿"からの景色を見ていた。
俺が今居る場所は、冥界のエリシオン。それもハーデス神殿にいる。
そう。俺は、転生してハーデスになったんだ。
どうして俺がハーデスなったのかって?
ことの発端は、俺が転生する前に遡る
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「ここ・・・・・どこだ?」
俺は今真っ白い場所にいる
「えっと・・・・・俺はどうしてここにいるんだっけ?」
たしか俺は、本屋で聖闘士星矢LC外伝の単行本を買って家に帰ろうとして、それから・・・・・ここから思い出せん。何でだ?
『知りたいか?』
「うん? あんた誰?」
考え込んでいたら、俺の後ろに黒い服に身を包んだイケメンがいた。
つかどっかで見たことある顔だな・・・・・・誰だっけ?
『私か? 私は・・・・・そう、神様だ』
え? 何言ってんのこのイケメン、頭大丈夫か?
『・・・・・今なんか失礼なこと思わなかったか?』
「イイエ、ソンナコトオモッテマセンヨ・・・・・」
ヤバ、棒読みになっちまった
『まぁいいか。それよりここが何処か、そしてお前がどうしてここにいるのか、知りたいか?』
「それそれ、どうしてこんなとこに俺はいるんだ?」
すげー気になるは・・・・・
『それは・・・・・・』
「そ、それは・・・・?」
ちょっとドキドキすんな
『私が落とした豆腐がお前の頭に直撃して死んでしまったから、私の管轄の転生の間に君を連れてきたんだ』
ふんふんなるほどなるほど。つまり俺はこのイケメン神様の落とした豆腐が頭に直撃して死んだからこんな場所にきたのか・・・・・・
「って、お前のせいかい!!!!!!」
俺のドキドキ返せぇ!!!!!
『いや~悪かったね。日本の豆腐が美味しいから、週一で日本に来ては京都の豆腐を買いに来るんだよ。でもってさっさと帰って私の神殿で湯豆腐にして食べようと思ってたら、豆腐を落としてしまってね』
な、なんだよそれ・・・・・・俺・・・・変な死に方だな・・・・・
「はぁ~もういいや。で、何か~イケメン神様。さっきここは転生の間って言ってたな? つまり、いわゆる二次小説お馴染みの転生をさせてくれるの?」
『イケメンって照れるな~。まぁそうゆうこと、ちなみどこの世界に行きたいかな?』
「じゃ、聖闘士星矢の世界でお願いします」
『えっ? あそこかい・・・・・・・。他の世界にしないか?』
「なんでよ?」
『・・・・・まぁ色々あるんだよ。ちなみに、どうして聖闘士星矢の世界に行きたいんだい?』
「そりゃ黄金聖闘士がかっこいいからだよ。俺も光速の闘技ってやつが使ってみたいし、色々な技覚えたいし、何よりもタナトスとヒュプノス、そしてハーデスをぶん殴りたいから」
『・・・・・・なんでタナトスとヒュプノス、そしてハーデスをぶん殴りたいのかな?』
「だってあいつらムカつくんだよ。タナトスって人間を見下しすぎ、裏切ったからってパンドラ直ぐに殺すし、ヒュプノスは・・・・・なんかムカつく。そして、ハーデスはやりすぎ。いく
ら人間がひどいからって、人類すべてを粛清しなくてもいいじゃん。そりゃハーデスの考えも分かるっちゃっ分かるが、でもやりすぎだ。どうせ粛清するんなら、特定の"悪行重ねる人間"を粛清すればいいじゃんか。だから俺は、ハーデスをぶん殴る。そして分からせる。人間にもいいやつがいるから人類すべてを粛清すんなって」
俺にとって"悪行を重ねる人間"ってのは、自分の欲望の為に、悪事を平気な顔でやる人間で、特に罪悪感も感じなくなった人間なんかを指すんだ。
『___君っていい人間だな』
「って!? なんで泣いてんの!?」
『ううっ・・・・・・そこまで分かってくれるとは』
「はぁ?」
一体なんのこっちゃ
『よし決めた。君には特別に、"聖闘士星矢"と"リリカルなのは"の世界が合わさった並行世界に送ろう』
「えっ!? マジか!! ってなぜにリリカルなのは?」
リリカルなのはも好きだから、嬉しいっちゃ嬉しいが・・・なんでだろ?
『最近多いから』
「なんのこっちゃ?」
『まぁ気にするな。それとも"まどかマギカ"にしようか?』
「是非ともリリカルなのはでお願いします」
俺、まどかマギカってちょっと苦手なんだよな
『分かった。では君には向こうでハーデスになってもらいたい』
「はぁ!? なんで?? さっきの話聞いてた???」
『うん聞いていた。だから君みたいな人間がハーデスになったら、きっとハーデスの名誉が回復するだろうな~と思って』
「なんでハーデスの名誉を回復させんといけないんだよ」
訳が分からん
『実は・・・・・私はこの世界のハーデスなんだよ』
「あんたハーデスだったのか!? あっ! 思い出した!!。あんたの顔見覚えあると思ったら、エリシオン編に出てきたハーデスの本体の顔と似てるな」
目の前に居るイケメン神様は、エリシオン編に出てきたハーデスの顔とかなり似てるなぁ。髪型が若干違うくらいか
『やっぱり、似てるのか・・・・・』
「なんで落ち込むんだよ!?」
『実は君の世界の神様って世襲制なんだけどさぁ』
「初めて知った。俺の世界の神様って世襲制なんだ・・・・・」
衝撃の事実ってやつだな
『私は最近ハーデスになったばかりなんだけど・・・・・私と同じ世代の神にいじめられるんだよ』
「いじめられるのかよ!? って、まさかその原因って・・・・・・」
もしかして、もしかすると・・・・・
『そう、聖闘士星矢のせいなんだよ。ちょうど私が、ハーデスを世襲するちょっと前に神たちの間流行ってたんだよ』
やっぱりかーーー!!!
「あっ! だから聖闘士星矢の世界に行きたいって言ったら「他の世界にしないか」って言ったのは・・・・・」
『あそこは私のトラウマの塊なんだよ』
うわ~半泣きじゃん
『だから君みたいに「人類すべてを粛清するのはやりすぎだ」とか「どうせ粛清するんなら特定の悪行重ねる人間だけでいいじゃん」とか言える君がハーデスになったら、きっとハーデスの名誉が回復すると思ったんだよ。私と同世代の神は「ハーデスは悪魔」だとか「鬼畜」だとか「倒すべき悪」だとか「罪のない動植物まで殺す気か」とか言ったやつもいるんだよ。でも君は言わなかった。だからなってほしんだよ』
うわぁ、思いっきり泣いてんじゃん。俺涙に弱いんだよなぁ・・・・
「うぅ・・・・・わかりました!! 俺ハーデスになりますよ!!。んでもってハーデスの名誉を回復させますよ」
『是非ともお願いするよ!!』
立ち直り早ッ! 嘘泣きだったんじゃ・・・・・でも、もう了承してしまったしな・・・・諦めるか。ハァ~
「ちなみどんな風に転生するんですか? 憑依転生? それとも神話の時代に転生すんの?」
『いやそれはちょっと無理だな』
「えっ!? じゃあどうやって転生をするの?」
『一応転生する先が神だからね、自我が強いんだよ。憑依とか神話の時代からってのは出来ないんだ。だから私の力でLC後の、ハーデス、ヒュプノス、タナトス、さらに108の冥闘士を厳重に封印するから、その間、君が新たなハーデスになって頑張ってくれ。一応、神衣と君の無意識を削って創った、新しいヒュプノスとタナトスを送っとくよ。それと、君本体で動いても周りが闇に覆われたり、死が蔓延することはないから自由に動いて大丈夫だよ』
「分かりました。あっ! そういえば108の冥闘士は厳重に封印するんだったら、俺を守護する冥闘士はどうすれば?」
『そのへんは君が頑張れ。おまけで君自身、またはタナトスかヒュプノスに冥衣を生成する力をあげるから、新しい冥闘士を見つけて仲間にしたまえ。それじゃ送るね』
「なんか適当な感じがするけど・・・・まぁ頑張ってきます。」
「じゃあいってらっしゃい」
そうして俺の体が光になって消えていく
こうして俺は、ハーデスになったんだ。
後書き
どうだったでしょうか?
感想、ご指摘等ありましたらお願いします。
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