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ハイスクールD×D 蒼き凶鳥

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原作前
第一章 大戦期
  第四話

開戦から一年、悪魔勢は天界に対しての大規模侵攻作戦[ブリティッシュ]を開始した。
作戦名については、もはやなにもいうまい。
俺たちもこの作戦に参加することになった。


ダダダダダダダダッッ!!ドゥッ!ドゥッ!! バシュッ!ダンッダンッ!!
「くっ、はやいっ!? あの青い一つ目に攻撃を集中させろ!! ヤツの突破力は危険だ、防衛ラインが抜かれる前になんとしても倒せ!!!!」
ケンプファーを使い俺は最前線で戦闘を行っている。
「さぁ来い! 戦い方を教えてやるぜ!!」
ショットガンとジャイアントバズを乱射しながらケンプファー得意の高速戦闘で敵を翻弄する。
「コイツで押しつぶしてやる!!」
天使たちがゴーレムを起動させ攻撃してくるがケンプファーの機動性のまえに動きの遅いゴーレムの攻撃があたるわけもなく。
「なめんじゃねぇ!! そんなんじゃ……傷一つつきゃしないぜ!!」
機体各所にあるブースターを使い、ゴーレムの懐に入り込み、
「ヘッ……甘ぇな!! コイツで終わりだよ!!」
チェーンマインをゴーレムに巻き付け爆破する。
キュガッ!!!!
凄まじい爆発が一瞬にして起こり五メートルほどのゴーレムは膝から下を残し完全に消滅した。
「な、なんだと!? 撤退だ、第二防衛ラインまで撤退する!!」
防衛の要であったゴーレムを撃破されたことにより天使たちが撤退していく。


「大活躍だったな鏡夜」
「アジュカか、相手を殺して褒められても嬉しくないな」
「確かにな、だがお前の活躍は前線の兵の士気に大きく関わる。せめて人目のつくところでは弱音をもらすなよ」
「わかっているさそれぐらい」
「この作戦厳しいものになるな」
「予想以上に防衛ラインが手強いからな。こちらが割ける戦力も限られるからな」
「単体での火力の高い鏡夜には苦労をかける」
「覚悟はしてるさ。それぐらいはな」


「ところで鏡夜、セラフォルーとはどうなんだ?」
「……どうゆう意味だそれは?」
「いや、二人はどうみても付き合っているようにしかみえないからな」
「俺とセラはそんなんじゃないぞ」
「ならお前はどう思っているんだ?」
「それがよくわからないんだよなぁ~。……ただ」
「ただ?」
「最近セラが今まで以上にかわいく思えるんだが……。なぜだ?」
「……そうか、それは自分で気づけ」
「うーん……気づけるように頑張ってみるさ」
「そうしろ」

 
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