いろいろおかしい第四次聖杯戦争
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本編
1話~いざ冬木へ~セイバー陣営
前書き
タイトルの通りメインはセイバー陣営ですが、他陣営も出します。
タイトルのみ編集しました
――― セイバー陣営 ―――
イリヤスフィール・フォン・アインツベルンは、父親の衛宮切嗣とクルミの冬芽探し対決をしていた。その様子を城の中から眺める人物が二人。
アイリスフィール・フォン・アインツベルンと
衛宮切嗣のサーヴァントであるクレス・アルべインである。
「あれが、マスターの親としての顔、ですか。」
「ええ。驚いた?」
「いえ、ようやく貴女の言っていることに納得しました。
聖杯によって世界を救済する、という願いを最初に聞いたときは
マスターが本当にそのようなことを考えているのか疑いましたが、今ならば信じられます。」
「そう。なら、これからよろしくね、クレス。」
「はい、よろしくお願いします。アイリスフィールさん。」
「そんなかしこまらなくていいわよ。気楽にアイリって呼んでね。」
「わかりました。アイリさん。」
そのころの切嗣&イリヤ………
「ねーねーキリツグー。」
「なんだいイリヤ?」
「お母様がふりんしてるってほんとー?」
(どこでそんな言葉覚えたんだ………)
「していないよ。なんでそんなこと聞くんだい?」
「メイドたちがキリツグと違うサイズの男物のお洋服をお母様のお部屋に運んでたの
。だからあいじんへのプレゼントだと思ったの。」
(アイリ………セイバーを着せ替えて楽しむつもりなのか………)
「そうか……でもその服は父さんと母さんのお仕事で使うものなんだ。」
「そうなんだー。」
―――アーチャー陣営―――
ウェイバーとアーチャーは共に頭を抱えていた。
その理由は、『アーチャーの宝具』についてであった。
「たしかに最強の宝具だけどそれはなぁ……」
「俺は嫌だがならないと速攻やられるメンツがそろってる………
っていうのは聖杯から情報としてもらってるんだ。正直……」
「「どーしよーもねー!」」
「とりあえず拠点に戻るぞ、アーチャー。」
「了解だ、マスター。」
―――セイバー陣営―――
アイリスフィール・フォン・アインツベルンは冬木の街を歩いていた。
隣には従者であるクレス・アルべインの姿が………あるのだが、
服装がいつもの軽鎧ではなかった。
まぁ、それはそれで目立つので、霊体化していればいい、と本人は思っていた。
しかし、アイリスフィールは「冬木で私をエスコートしてね」と言い、
切嗣も「一日くらいならいいだろう。付き合ってやれ、セイバー。」と認めているのだが……
その服装が『燕尾服』なのである。
なので、彼は今『燕尾服を着たバンダナ男』という非常に可哀想な姿をしている。
「クレス!あれは何かしら?行ってみましょう!」
「お供しますよ、アイリ。」
(早くここから抜け出したい………)
と悲痛な叫びをアイリに目で訴えるが、結局は二時間も連れまわされるクレスであった。
―――アサシン陣営―――
アサシンは海浜公園近くの倉庫街で殺気を放っていた。
「(なあ、本当にこんなんで敵がくるのかよ、キレイ。)」
「(無論だ。ここまで気配を大きくしていれば近づく輩は必ずいる。)」
と、そのときだった。アサシンの前に白と紫の制服らしきものを着た、サングラスの男が現れた。
「そこのお嬢さんかーい?さっきから殺気ばらまいてるのは?」
今、聖杯戦争の第一夜が始まろうとしていた。
後書き
一話です。原作ランサーの役目は式になりました。こんな感じで進めていきます。
こういう風にしたらいい、とかあったら教えてください。
書き直ししました。結構変わったと思います。
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