天才少年と電脳少女
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探す、君を
であったウィルスは、俺の考えとは違った「いろは」しかし、こいつは利用できるかもしれない
「お前がここに来た理由は何だ?二次元とたわむれたいのか?」
「そんな馬鹿と一緒にしないでほしい。俺はただ、今話題のセブンウィルスに会いに来たんだ」
「ほう、壊されたパソコンのデータを返せと?」
「いや、俺はそんなへまなどしない。俺はただ、セブンウィルスの一人、ナナに会いに来たのだ」
すると、いろははクスッと小さく笑った
「ほう、これは面白い。こんなこという人間は初めてだ。一途にナナを追いかける。その裏に何があったのかは問わないが、ただいうならば、がんばれ、というしかないな。そんな簡単にいくものではないからな」
「俺は応援されるのは嫌いだ。お前に聞きたいことがある。ナナはどこだ」
するといろはは、扇子を出して、自分をあおぎはじめた
「どこかは知らぬ。奴は自由に動いているからのう。ただ、行くとするならば、会社のパソコン。そこで、機密データの破壊と盗みを行っている。まぁ、いえるのはそれくらいじゃのう」
「いい情報をもらった。礼を言う」
そういって、俺はいろはの前から立ち去った
「あんなことを言うやつは初めてじゃ。おもわず殺す気が失せたわ」
いろはは小さくつぶやいた
俺はまた、数字が横を横切り、パソコンのウィンドウが現れては消える空間を歩いていた
俺の考えでは、ここがどのパソコンにもつながれる中心部なのだと考えた。では、機密データを持つパソコンに住み込むか。地道なことも成功につながる
俺は、ナナが寄ってきそうな場所を探した
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