スーパー戦隊総決戦
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第二十話 戦いが終わってその五
「放て、そして!」
「この戦い終わらせて!」
「その力でな!」
「行け!」
そして放った力はだ。
「この剣で!」
「終わらせる!」
「スーパー森羅万象!」
こう叫んでだった。
「ビッグバーンファイナル!!」
巨大な、これまでにない巨大な剣を放ってだ。イフリートを斬ったのだった。
ハリケンジャー達はサイクロプスと戦っている。そのライフルに苦しめられてはいた。
「まさかこれ程までとはな」
「予想以上だ」
「それは当然のこと」
姿は見えない。だがサイクロプスのその声は聞こえてくる。
「俺は神だ。神ならばだ」
「ここまでできるのもか」
「当然か」
「そういうことだ」
こうゴウライジャーの面々に答えるのである。
「それもだ。当然のことだ」
「しかしな」
だがここでハリケンイエローが言う。
「もう御前のことはわかってるんだよ」
「わかっているというのか」
「ああ、そこだ!」
ハリケンレッドが叫び海に向かって攻撃を放った。
するとだ。そこが割れた様に見えてサイクロプスが出て来たのであった。
姿を現わしたサイクロプスはそれを受けてだ。こう言うのであった。
「マジレンジャーの連中に聞いていたのか」
「いえ、聞いてないわよ」
ハリケンブルーがそれを否定した。
「聞いてないけれどわかるのよ」
「わかるだと」
「イエス!ユーの攻撃は必ず何かを映すところから来る!」
シュリケンジャーはこのことを指摘した。
「それならばわかるのも道理!それを考えればね!」
「そうか、それでか」
「それじゃあいいな」
「決めるわよ」
「これでな」
まずはハリケンジャーの面々が言った。そしてゴウライジャーの二人もだ。
「この長かった戦いもだ」
「終わる」
「皆、あれだ!」
シュリケンジャーが温度を取った。
「あの技だ!」
「ああ!」
「あれで!」
「決める!」
こう叫んで、であった。そのうえで放った技はだ。
「ハイパーアルティマレインボー!」
「喰らえ!」
ビームを放っただけでなくそのうえで全ての攻撃を放ってだ。勝敗を決めた。その攻撃はサイクロプスといえどかわせるものではなかった。
アバレンジャーの面々と戦っているのはだ。ワイバーンだった。彼はその杖を両手にいつも通り余裕が見られる声を出してはいた。
「ううん、君達もやるねえ」
「そう簡単にやられるつもりはない」
「まあそうだろうね」
それを聞いてもワイバーンの態度は変わらない。
「しかし。僕の攻撃を全て受けたり買わせるなんてね」
「それがどうかしたのかしら」
「見事だよ。これでも冷静さを保って戦ってるんだけれどね」
「そうだったのか」
「そうだよ。熱くなって負けたからね」
ウルザードとの戦いのことだった。
「けれど今は違うよ。決めさせてもらうよ」
「皆さん、それじゃあ」
ワイバーンの今の言葉を聞いてだ。アバレブラックが一同に対して言う。
「いいですね」
「ええ、そうですね」
「あれしかないな」
「ここまで来たら」
まずはアバレッド、アバレブルー、アバレイエローが応える。そしてアバレキラーもだった。
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