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忍術と食を極めし者

作者:青空
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第1巻

 

突然で悪いが転生者だ。

純粋な日本人で名前も普通だったが「カガミ・アスカ」と名乗らせてもらっている。

赤ん坊からのスタートではなかったので名前は、好きな名前を並べてそれっぽくした。

何故、転生したかというと普通に地下鉄に乗り、その途中で事故にあい死んだらテンプレよろしく白い空間で世界意思とかいう光の球体っぽい奴に能力を押し付けられ転生先に有無言わせず飛ばされたからだ。

あの事故で俺以外にも大勢の人が死んだはずなのに何で俺だけが転生することになったかは謎だが。それで押し付けられるような形で手にした能力だが、多い。兎に角、数が多い。


・うちはマダラの能力
・全ての万華鏡写輪眼
・全てが永遠の万華鏡写輪眼
・無限のチャクラ
・好きな忍具を無限に取り出せるポーチ

マダラの身体能力と千手柱間の細胞に加え輪廻眼。全ての万華鏡写輪眼に、その全てが封印され失明しない永遠の万華鏡写輪眼。いくら使っても減らない無限のチャクラ。NARUTOに出てくる忍具を全て無限に取り出せる腰掛けのポーチ。


・ブック・オブ・ジ・エンド改良型

普通のブック・オブ・ジ・エンドの能力に「斬るものを選択できる能力」に「斬った物の情報を書き換える能力」が加わった物。斬るものを選択できるので斬れない物がなく何でも斬ることができ、斬った物の情報を思った通りに書き換え造り換えることができる。元々のブック・オブ・ジ・エンドの能力を加えることもできる。


・トリコの世界の生態を再現した魔法球
・食材に好かれる才能
・全ての調理法の知識と技術
・食林寺免許皆伝
・メルクの能力

トリコの世界に出てくる動物、植物、鉱物等の全てが再現され存在する魔法球。どんな食材にだろうと捕獲、調理できる才能。いかなる食材だろうと調理できる方法がわかる知識に、その知識を活かし調理できる技術。食林寺における全ての作法を修めた免許皆伝。メルクの研師として技術の能力


・ノアの方舟

D.Gray-manに登場するノアの方舟に奏者の資格。


・全てを使いこなせる才能

貰った全ての能力を使いこなせる才能。




なんじゃコリャってぐらい多すぎる。こんなに有っても使いこなせるかわからんぞとか思ったね
まあ、押し付けられたとはいえ貰ったんだからありがたく使わせてもらっている。


でだ。どこの世界に転生したかというとだ。「魔法先生ネギま!」の世界なんだなこれが。


しかも原作が始まり1000年前。転生してからかれこれ500年近くは生きている。千手柱間の細胞と無限のチャクラによって生き永らえているってとこだ。ブック・オブ・ジ・エンドの力で身体の構造やら色々と書き換えているってのもあるが、人としての機能をほとんど変更せずに生き長らえている。凄いな柱間細胞。

500年間に何をやっていたかというとノアの方舟内にいるか戦争に乱入していた。ノアの方舟は俺以外は俺が許可した人間以外入ることはできないし、部屋とか自由に作れるから快適なだからな。

そのノアの方舟内の一部屋に安置してあるトリコの世界を再現したと言ってもいい魔法球で猛獣や気候を相手に修行したり調理技術を研きながら食材探しとかをしていた。

その修行の成果を試す、その為に両世界新旧とわずに戦争に乱入していた訳だ。戦争と言っても旧世界の方は魔法使いが参加していた戦がほとんどたがな。

いやぁジュエルミートとか食べた時は感動したね。美味しい物を食べる本当の喜びを知ったような気がしたよ。

たまに貧困な村や集落に戦場跡地に出向いて、この時代に有ってもおかしくない食材を分け与え回ったりもしている。

その道中で、真相の吸血鬼になって100年頃の闇の福音であるエヴァンジェリンに遭遇したのは驚いた。魔法使いに追われたのかボロボロで行き倒れになりそうだったので、飯を食わしてやって何日か分の食料を持たせてやった。こっそりグルメクラゲから取ったグルメ細胞を射ちこんどいたのはナイショ。

原作より強くなったりしてな。

多少はグルメになり食が太くなっているのは間違いないだろう。





 ▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△ 






さらに500年。世界が近代化し始める世界対戦前辺りまで同じことの繰返しだった。

そして世界対戦が終結し技術と経済が発達し、やっと原作開始というか過去編として語られた魔法世界での戦争が始まった。

そんな戦争のさなか現在。俺は旧世界の島国、日本の埼玉県に在る日本最大と言える学園都市『麻帆良学園』に来ている。転生してから何度か訪れてはいるが、相変わらず無駄に広さだな本当に。


 「まあ、コイツにも言えることか」


顔を上げ見上げる巨大過ぎる大樹。麻帆良の象徴となっている遥か太古からこの土地にそびえ立つ『世界樹』。魔力を自然に生み出すのではなく自ら精製し生み出す神秘の木。

今回、麻帆良にきた目的はコイツだ。向こう側での魔力の枯渇による崩壊の問題。それをコイツを使ってどうにかする。

せっかく柱間という無から生命を生み出す細胞を手にしたんだ、利用しなきゃ損だろ。


 「さて、やるとするか……」


懐から栞を取り出す。そうブック・オブ・ジ・エンドだ。栞から刀剣状態にし構える。欲するのは世界樹の情報。樹の情報が有れば木遁で生み出すことができる、情報を得る為に樹にブック・オブ・ジ・エンドを刺す。

ブック・オブ・ジ・エンド改良型の能力は斬った対象の情報を書き換えることができること、つまりは斬った対象の情報を得て理解したうえで改竄できるということだ。情報を書き換えることはしないが、これで俺は世界樹といったい植物の情報を手にしたってことだ。





よし、目的は達した。さっさと去らせてもらうか……


 「待てぇい!!」


ブック・オブ・ジ・エンドを栞に戻し懐にしまい去ろうとした瞬間、呼び止められた。

適当に結界をすり抜け、ここまできたが俺を探知したか。まさか麻帆良を拠点とする関東魔法協会の長が直々に出向いてくるとはな。

俺を呼び止めたのは関東魔法協会の長である老人。近衛近右衛門、後頭部と耳たぶが異様に長い爺だ。


 「そこの面のおぬし。白昼堂々と学園に侵入し、何用で世界樹に近づきおった?」


ふむ、流石に只の侵入者ではなく世界樹に目星を着け侵入したのだと推測できるか。あの小僧がなかなかの観察力を持ったものだな。

数十年前に京訪れた際に挑んできた時には後頭部が長くなかったので麻帆良の学園長の爺だとは思もしなかったから驚いたが、その際に徹底的に潰し心を砕いてやったというのに。原作知識でそうなることは知っていても、一組織の長にまで上りつめるとは驚きだ。

ちなみに、面っていうのはオビトが使っていた戦闘用に替わる前のトビの面だ。

俺の転生してからの容姿は赤髪になったオビトそのもの。だから素顔を隠し行動するにはちょうどよかったので使わせてもらっている。服装も戦闘用面のときの、うちは装束ではなくフード付きの暁の衣だ。背丈も同じだから髪の色と長さ以外はまったく同じ。まるでコスプレ状態だな。

さて、どうする………む?


 「「 学園長!! 」」 


麻帆良の魔法使いどもか。この場に来たのは四人で隠れて潜んでいる奴らは六人。戦争で戦力が駆り出されているだろうに。これだけの短い時間で良くやっているが、千年近く戦場に出て野生の獣どもと戦い続けてきた俺の前では、いくら気配を消そうと魔力をも視ることが可能な写輪眼が無くとも意味をなさない。これならグルメ界の獣どもの方がマシだ。


 「……あの近衛の小僧が、指揮だけはいっぱしになったじゃないか」

 「!? ま、まさかお主は……」

 「ど、どうしたのですか学園長?」

 「や、奴の正体に何かこ、心当たりでも……?」


面の穴から覗く写輪眼に呼び方と、ここら一帯を埋め尽くすよう放っている殺気で流石に勘づいたか。

俺の殺気を当てられ過去の記憶が振り返し恐怖が甦ったたのか、腰がひけているぞ。この程度で動揺するか、動揺が顔に出てまるわかりだ……部下たちにも伝染しているぞ。


 「……俺の目的は既に果たしている。去らせてもらおう」


いちいちこんな雑魚どもの相手などしてられるか。向こうは怯えながらも俺を止めようと前に出るが遅い。万華鏡写輪眼『神威』で時空間に引っ込む。

近衛には正直がっかりだったな。人生経験に戦闘経験をつんでマシになっていると思ったら、俺の殺気を当てられただけでアノ様とは。若き頃の奴の心を砕きすぎたのかもしれん。

麻帆良を出たら時空間を出て方舟に入り魔法世界に向かうか。知識で知っているが戦の流れはこの眼で観て確かめなくてはな。

戦争に乱入するかどうかは戦場を見て回ってから考えるとしよう。











  
 

 
後書き
 
主人公の能力がチート過ぎでごめんなさい(汗)
  
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