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Fate 気まぐれ転生者の聖杯戦争

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地球への帰還と行動的な何か



さて、無事地球に辿りついた。(着いた瞬間アラヤとガイアが恐怖で震えていたらしいが)

「で、どうしようかね。ぶっちゃけやることまだ先だし」
「じゃあまたあの魔法使ったら?」
「そだな。じゃあ・・・・・・・・・・・」







                      時間跳躍(キングクリムゾン)









さて、今の時代は・・・・・まぁ、そんなこといいよね。
今回は聖杯戦争で登場した『メディア』を攻りゃ≪ゾクッ≫・・・・・・・・・・・
ヤベェ、二人から物凄い威圧が・・・・・・・・・・・・・
で、でも俺がハーレム作ろうとしてることは知ってるし、大丈夫な・・・・・・・・・・はず。

「と、とりあえずパパッと攫ってきますか」


【好きな場所にどんな場所でも移動出来るスキル】『遜罪証明』(エグジスタンス)



「ここか」

俺が今居るのは城だな。ま、とっとと攫って帰るか。
念のため消音結界を張っておこう。

ヒュン。

ガチャ。

「おじゃまし」

ビュンビュンビュン
キューー・・・・・ドカーン。

「えー。マジかよ」

簡潔に説明すると、扉を開けた瞬間魔力弾が3つと収束砲撃魔術が1つ飛んできた。
当たっても対魔力のある俺には効かないんだけど。

「・・・・・・貴方、誰?城に貴方みたいな人はいないし、侵入者かしら」
「なに、大した用はないよ。君を貰いに来ただけさ」

女としてね。

「へぇ、でも連れていけるかしら。ここは私の根城。それに私はこれでも強いわよ」

さらに収束魔術を5つ用意するメディア。だが・・・・・

「甘いな」

【一方的な攻撃で終わるスキル】『化質血死』(ワンサイドゲームオーバー)

【必ず勝利するスキル】『虚しい価値方』(デスゲーム)

【対象を支配するスキル】『操り人情劇』(クラリネットマリオネット)

「な!?動かない!」
「動こうとしても無駄だ。お前はもう俺に支配されている」

「クッ!何なのコレ!魔術を使ってもいないのに!?」
「なに、ちょっとしたスキルさ。さぁ、来てもらうぞ」

そう言って俺はメディアを異空間に放り込んだ。

「キャァァアア!!」

「よし。あとはアイツがぶっ壊した扉とかを直して」

【複製を創るスキル】『対量生産』(ペーストカット)

【全てをなかった事にするスキル】『大嘘憑き』(オールフィクション)

「じゃ、俺が消えたら記憶が消えるようにして」

「わかりました。マスター」

さて、メディアをどうしようかね。
そう考えながら俺も異空間へと飛び込んだ。





メディア視点


私の前に現れた男は一言で言えば「わからない」だった。
私の魔術を消し、魔力も使わず拘束。そして異空間の形成。
稀代の魔法使いと言われた私が手も足も出ないなんてね。

「気分はどうかな。裏切りの魔女さん?」
「最悪よ。でも、どういうことかしら?私を人質にお金でも取るつもり?」
「まさか。言ったはずだぜ、お前が欲しいと」

確かに言っていた。だけど・・・・・・・

「そう。なら裏切りの魔女ってのはどういうこと?」

それには心当たりはない。王女であるならば誰かから恨まれるのは当然だけど。

「それについてはこれを見てもらった方が早い」

そう言ってその男は掌から光る球を出してきた。

「っ!?」
「そう慌てるな。ちょっとした魔術、いや。君の時代なら魔法か」
「へぇ。攻撃性がないのはわかったわ。でも魔法を“ちょっとした”なんてよく言えるわね」
「少し見ただけでそれだけの観察力は流石稀代の魔術師と言ったところか。これはある人間の記憶の投影だよ」

そう言って男はそれを私の頭に押し当てた。



--------------------------------------------------------------------――――――――

『そんな!どういうことですか!?』
『お前と婚姻したのは私の目的を果たすために過ぎん。つまり、お前の役目はとうに終わったのだよ』



『どうして!!』
『僕は力が欲しかったんだ。君はその足掛かりだよ、メディア』



『裏切ったな!!』
『まさか仲間だとでも思っていたのか。バカな女だ』



『私は・・・・・』



『殺してやる』



『絶対に!』



-----------------------------------------------------------------------------


ん・・・・・・・・・・・・・・・・

「目が覚めたか」

「私は・・・・・・・・・」

私は、目の前の男に拘束されて・・・・・・■■■■の記憶を・・・・・・・・・・・・・っ!

「イヤ。イヤ・・・・・・・・・・イヤァァァァァァ!!!!!!」

裏切られた。
うらぎられた・・・・・・・・・・
ウラギラレタ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「あ゛ぁ゛ぁ゛ぁぁぁああぁあ!!!!!」

殺してやる!
殺してやる。殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる
殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる
コロシテヤルコロシテヤルコロシテヤルコロシテヤルコロシテヤルコロシテヤルコロシテヤルコロシテヤル






                  「大丈夫だ」


っ!!!!!



「大丈夫。もうあんなものは見せない。すまなかった・・・・・お前の覚悟を先に問うておくべきだった」


そう言って、あの■は私を抱きしめた。

「今は眠れ。一緒にいるから」

まだ、私の側に居てくれる人がいた。
ああ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・よかった。









流儀視点



「ったく。やっぱり人の気持ちってのは何年生きてもわからんものだな」

今回は完全に俺の失敗だ。クソッ!


「後悔するのなら、その前にその娘の側に居てあげなさい」
「蓮華・・・・・・・」

「まったく。あなたはいつまでたってもメンタルが弱いんだから」
「そ、そんなことは」
「あるの!実際今でもかなりへこんでるでしょ!」
「う゛っ!」
「ま、そんなところが可愛いんだけどね」

そう言って、蓮華は笑う。

「貴方は失うのが恐いものね。だからいっぱい抱え込んで失くしたときに意地をはれるようにしてる。
『1つくらいなくても』って思いたくなる。貴方の本心ではみんな平等なのにね」

「うるさい」

そうは言ってみるも、その通りなのだ。
全てを見られているようで恥ずかしいからこその強がり。
まぁ、それが強がりだと蓮華はわかっているから微笑んでいるのだろうが。

「じゃあね。今は2人にしてあげるわ」

蓮華が異空間から出ていく。

「ハァ。あいつにはこれから頭が上がらんな」

でも・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「ありがとう」

今は感謝してコイツ(メディア)の隣に寄り添うのだった。



 
 

 
後書き
今回は流儀の失敗談。
意外と上手く書けたと思っています。(メディアの惚れ方?にはかなり強引な感じが否めませんが)
読者がどう思うかはわかりませんが。

では、引き続き技などを募集してます。
 
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