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ドリトル先生の長崎での出会い

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第七幕その十二

「それでもね」
「いいものはいいね」
「身体を洗ってサウナに入って」
「お湯にも浸かって」
「尚更いいね」
「そうだね、じゃあね」
 それならと言う先生でした。
「お風呂から上がったら」
「うん、長崎に戻ろう」
「ホテルにね」
「そうしましょう」
「是非ね、そしてね」 
 それにというのでした。
「また長崎でね」
「フィールドワークだね」
「長崎の歴史に文化を学ぶね」
「そうするね」
「学会にも出て」
「そうするよ」
 こうお話するのでした。
「あらためてね」
「そうするね」
「その時も楽しみだね」
「ハウステンボスを去るのは名残惜しいと思ったけれど」
「今は違うね」
「そうだね、ハウステンボスもいい場所で」
 そうであってというのです。
「長崎もいい場所だよ」
「凄くね」
「じゃあ今度は長崎で楽しむ」
「もう一度」
「そういうことだね」
「本当に前向きでないとね」
 先生は心から思いました。
「よくないよ」
「何でもね」
「最悪の事態を考えてもね」
「それでも前向きであれ」
「そう言うしね」
「物事に対しては」
「そう、最悪の事態を想定して対処して」 
 そのうえでというのです。
「あらためてね」
「前向きにだよね」
「そうあることだね」
「物事には」
「そうしたらね」
 それならというのです。
「成功するしね」
「いいんだね」
「最悪の事態を考えることも」
「そうなのね」
「そう、けれどね」
 それでもというのです。
「前向きでいることだよ」
「そのことが大事ね」
「最悪の事態を考えても」
「それでも」
「後ろ向きなことばかり考えても」 
 そうしてもというのです。
「楽しくないし成功するものもね」
「後ろ向き、ネガティブだとね」
「やる気もあまり出ないしね」
「それじゃあね」
「失敗するわね」
「そうなるからね」
 だからだというのです。
「本当にね」
「前向きでいること」
「それが大事だね」
「中尉の子孫の人達も」
「そうであることだね」
「そうだよ」 
 先生は皆に笑顔でお話しました、そしてまた長崎での学問を楽しむのでした。 
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