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ドリトル先生の長崎での出会い

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第六幕その十三

「甘口もいいね」
「そうだね」
「林檎と蜂蜜がいいよ」
「この二つの味がね」
「またよしだよ」
「そうだね、私は辛口も中辛も好きで」
 そちらのカレー達もというのです。
「そしてね」
「甘口もだよね」
「先生好きだよね」
「どのカレーもね」
「そして色々な種類のカレーも好きでね」
 そうであってというのです。
「今食べている普通のビーフカレーも好きで」
「野菜カレーもチキンカレーも」
「そしてカツカレーもね」
「何でも好きだね」
「カレーならね」
 それこそというのです。
「何でもね」
「好きでね」
「食べてるね」
「そうしているわね」
「そうだよ、それで二杯目はね」
 そのカレーはといいますと。
「シーフードカレーにするよ」
「そちらだね」
「海老や烏賊や貝が入った」
「そうしたカレーだね」
「それを食べるね」
「そうするよ、折角海の街に来ているからね」
 だからだというのです。
「二杯目はね」
「シーフードカレー」
「そのカレーをいただくね」
「そうするのね」
「そうさせてもらうよ」
 是非にというのです。
「そして終わればね」
「紅茶あるし」
「そちらを飲むわね」
「そうするね」
「カレーの後はコーヒーがね」
 こちらを飲むことがというのです。
「日本海軍の流れだったけれど」
「先生はイギリス生まれでね」
「コーヒーも時々飲むけれど」
「基本紅茶だから」
「それでだね」
「そう、何といってもね」 
 二杯目のカレーを食べたらというのです。
「ミルクティーを注文して」
「僕達もね」
「そうしてだね」
「一緒に飲んで」
「それで終わりだね」
「そうしようね、そして午後は佐世保の街自体を観て回って」
「街をフィールドワークして」
「そして学ぶね」
「そうするね」
「そしてその後でね」
 さらにというのです。
「長崎に戻ろうね」
「そしてホテルに入って」
「そこでディナーを頂いて」
「そうしてだね」
「また明日だよ。明日から少しね」
 先生は笑顔で皆にお話しました。
「ハウステンボスに滞在するよ」
「前にお話してくれたオランダを再現したレジャー施設だね」
「日本にあるオランダの街」
「あそこに行って楽しむんだね」
「そうするのね」
「そちらのお仕事も入っていてね」
 それでという先生です。
「コラムを書くから」
「だからだね」
「明日から少しハウステンボスに滞在するのね」
「コラムを書く為に」
「そうするよ」
 皆に笑顔で言います、そうしてシーフードカレーとミルクティーを皆と一緒に楽しみました。そして次の日からのハウステンボスのことを思うのですがそこでどんな人と出会うかまでは先生も皆もまだ知りませんでした。 
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