八条学園騒動記
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第七百八十五話 壊血病その八
「日本刀振り回して鉄砲撃ってたのよ」
「そうしていたんだね」
「ええ、あとね」
「あと?」
「倭寇が暴れ回って」
そうしていてというのだ。
「李氏朝鮮が逆に日本を攻めたら」
「どうなったのかな」
「一万八千の兵で攻めて」
そうしてというのだ。
「七百にもいっていないお侍さん達にね」
「負けたんだね」
「惨敗だったらしいわ」
「お侍さんが強くて」
「そう、対馬というところを攻めたら」
尚元寇ではこの島が最初に攻められている。
「それでね」
「返り討ちに遭ったんだ」
「倭寇も強くて」
「お侍さんも強かったんだね」
「そうなのよ」
これがというのだ。
「どちらもね」
「鎌倉武士って有名だね」
「もう何があっても向かって来て」
「死を恐れないで」
「身体は丈夫で」
「武芸で身体を鍛えていて」
「それでね」
そうであってというのだ。
「滅茶苦茶にね」
「強くて」
「李氏朝鮮はね」
「ボロ負けしたんだ」
「それでその後ね」
「ああ、秀吉さんだね」
「あの人が攻めてきたのよ」
これを日本では朝鮮戦役と言う、韓国はこのことをこの時代でも日本に言う。言うまでもなく日韓併合は尚更言う。
「倭寇もいなくなったら」
「今度はだね」
「秀吉さんで」
「大変だったんだね」
「今度も滅茶苦茶強くて」
攻めて来た日本軍はというのだ。
「しかも後で清も来たっていう」
「えらいことだね」
「そんな状況で」
「李氏朝鮮は苦労したんだ」
「それで洪童が言うには」
他ならぬ韓国人である彼がというのだ。
「あの頃は少なくとも前半はね」
「その倭寇やら秀吉さんやら清やらの」
「しょっちゅう攻められていたから」
そうした状況だったからだというのだ。
「ドラマにある様な」
「いい状況じゃなかったんだね」
「何かカラフルな服で」
当時を舞台にしたドラマはというのだ、この時代でも韓国はドラマが有名で連合全体にアピールしている。
「宮廷で華やかな恋愛模様でしょ」
「そんなドラマ多いね」
トムも頷いた。
「そういえば」
「それがね」
「実はだね」
「しょっちゅう攻められていて」
そうした状況でというのだ。
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