ハッピークローバー
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第百五十七話 下品な奴その三
「偏見丸出しでね」
「そういうのが一番下品よね」
「それこそね」
アメリカの娘はこうも言った。
「食べた後の食器に痰を吐く」
「そのレベルの下品さよね」
「あんたそんなことしないでしょ」
「する筈ないでしょ」
留奈は即座に答えた。
「幾ら何でもね」
「下品過ぎるわね」
「だからね」
そうであるからだというのだ。
「そんなことしないわよ」
「そうよね」
「うちそんなことするなんてね」
自分の家庭ではというのだ。
「想像もしてないわ」
「普通はそうよね」
「当たり前でしょ」
それこそというのだ。
「あんまりにもよ」
「下品過ぎて」
「普通hの人はしないし」
「私もしないわよ」
「それでそうした偏見撒き散らす奴って」
「そのレベルの下品さってね」
その様にというのだ。
「思うわ、嘘吐いて罵ってばかりで」
「人を攻撃してばかりで」
「自画自賛ばかりするけれど」
そうであるがというのだ。
「傍から見てね」
「下品よね」
「言ってることもそうで」
アメリカの娘はさらに言った。
「人相だってね」
「下品なことばかり言ってるとね」
「下品になって」
そうしてというのだ。
「嫌な顔になるわよ」
「差別する奴って」
「そうした奴がテキサスにもいるから」
「嫌なのね」
「まあ何処でもいると思うけれど」
「日本でもいるから」
留奈はここでも嫌そうな顔になった、そのうえで話した。
「実際にね」
「そうよね」
「そうした奴って確かに下品でね」
アメリカの娘が言う様にというのだ。
「頭もよ」
「悪いわよね」
「もうね」
それこそというのだった。
「詐欺師に簡単に騙される」
「そんなレベルよね」
「見たらわかるわ、だってね」
「だってっていうと」
「自分が信じたい情報だけ信じて」
そうした輩共の話を続けた。
「自分の都合のいい様に解釈するから」
「それアメリカの連中と一緒ね」
「そうよね」
「だからあからさまな嘘もね」
そう言っていい様な話もというのだ。
「鵜呑みにするのよ」
「そうなの」
「日本でもそうなのね」
「ネット見てたら凄いわよ」
「そんな連中いるのね」
「それで多分あんたが言う様なアメリカのおかしな連中をね」
その輩共をというのだ。
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