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星河の覇皇

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第八十七部第五章 外の世界の動きを無視しその七十

「暮らすつもりだ」
「左様ですか」
「回想録は書くかも知れない」
 八条に笑ってこうも言った。
「中央政府大統領としては多いな」
「回想録を書かれることはですね」
「各国の国家元首も然りだな」
「政治家では」
「政治家を引退し」
 そしてというのだ。
「暫く経ってからだ」
「その時にですね」
「書く、ただあまりにも人気がないとな」
 それならばというと。
「そもそもその話すらだ」
「来ないですね」
「そういうものだ、日記もあるが」
 これもというのだ。
「人気のない政治家のものはな」
「ブログにしても」
「読まれない」
 このことはツイッターでもフェイスブックでも同じである、やはり民主政治においては政治家はまずは人気なのだ。
「そうなる」
「左様ですね」
「だから私に若し人気がないなら」
 微かに笑って述べた。
「ならばな」
「もうですね」
「それでだ」
「回想録のお話も来ないですね」
「そしてあまりにも不人気ならな」
 そうなると、というのだ。
「悪評に満ちているならな」
「その場合はですね」
「SNSから警告もされる」
 その場合も有り得るというのだ。
「そちらもな」
「嘘や煽動が酷いとみなされるなら」
「事実そうした政治家もいるしな」
「相当でないとそこまでなりませんが」
「だがいるにはいるな」
「歴史上」
「そうなる、私もそうなるとだ」
 SNSから警告される様な自体はというのだ、最悪一時的にしろ追放されてしまったケースも存在する。
「流石にな」
「困りますね」
「それは避けたい」
 どうしてもというのだ。
「やはりな」
「それは誰でもですね」
「政治家でなくともな」
「困ります」
 流石にそうなればというのだ。
「どうしても」
「不名誉なことだ」
「非常に」
「そう思うとな」
「尚更ですね」
「そうならない様に心掛けているつもりであるし」
 それにというのだ。
「若し回想録の話が来れば」
「出されますか」
「そして後世の歴史にもな」
 そちらにもというのだ。 
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