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るーみっくキャラオールスター対大谷翔平選手

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第一話 恐怖の居合ホームランその六

「だからだ」
「試合をする価値はあるか」
「僕いや面堂財閥から大谷さんの所属するチームに頼んでみる」
 面堂は真顔で約束した。
「そうして試合をしてくれるならな」
「やるか」
「よし、それならな」
「俺達も参加するぞ」
 マガネ、チビ、カクガリも言った。
「勝てるとは思わないが」
「まずはやってみないとな」
「若しかすると運が向くかも知れない」
「そうだ、やってみよう」
「終ちゃん、俺も協力するぞ」
 飛麿も言ってきた。
「綾小路家も言うとな」
「面堂家と並ぶ財閥だからな」
「スポーツならうちだ」
 飛麿はこうも言った。
「だからだ」
「協力してくれるか」
「阪神の為にな」
「それならな」
 こう話してだった。
 面堂家と綾小路家は共に大谷選手が所属するチームに若し自分達が勝てば大谷選手に阪神に入団してもらいたいと試合を申し込むことにした、その日の夜。
 早乙女乱馬は天道家の道場でいつもいる面々と一緒に大谷選手の試合を観てだった、そのうえで言った。
「・・・・・・つくづくすげえ人だな」
「あの、流石にないわよ」
 天道あかねも驚きを隠せない顔で言う。
「この活躍は」
「物凄いホームランだったわね」
「ああ、試合はじまっていきなりかよ」
「初球プレイボールホームランね」
「ピッチャーがな」
「こんなこと前代未聞よね」
 天道かすみは右の頬に手を当てて述べた。
「一番ピッチャーで初球ホームランなんて」
「あったら凄いわよ」
 さしもの天道なびきもこう言った。
「普通に有り得ないから」
「そうよね」
「ええ、流石に相手チーム皆唖然となってるわね」
「福岡ソフトバンクホークスの人達ね」
「ベンチだけじゃなくて球場全体がね」
 まさにというのだ。
「そうなっているわ」
「そうよね」
「親父、こんな人見たことあるか?」
「お父さんある?」
 乱馬とあかねはそれぞれの父早乙女玄馬と天道早雲に尋ねた、だが二人共唖然となってしまっている。
「ここまで凄い人」
「投打二刀流でな」
「いると思うわ」
「はじめて見たぞ」
 二人の父はそれぞれ真顔で答えた。
「こんな人はな」
「格闘家でもおらんかったぞ」
「じゃあ爺どうだ?」
「お婆ちゃんはどうなの?」
 乱馬とあかねは今度は八宝菜とコロンに尋ねた。
「こんな人知ってる?」
「長く生きてるから見たことないか?」
「おらんわ」
「何じゃこの若者は」  
 この二人ですら呆然となっていた、唸るまでになっている。 
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