るーみっくキャラオールスター対大谷翔平選手
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第一話 恐怖の居合ホームランその一
るーみっくキャラオールスター対大谷翔平選手
第一話 恐怖の居合ホームラン
諸星家の居間のテレビでワールドベースボールクラシックの全日本の壮行試合を観てだった、ラムは目を丸くして言った。
「凄いっちゃね~~~」
「ううむ、片手でホームランか」
「滅茶苦茶やないかい」
一緒に観ている諸星あたるもテンもこう言うしかなかった。
「大谷選手一人で六打点かいな」
「スリーラン二本でな」
「めっちゃ強いな」
「しかもピッチャーとしてもかなりだ」
あたるは隣に浮かぶテンに言った、ラムも浮かんでいる。
「有り得ないまでだ」
「ほんまバケモンやなこの人」
「阪神の人達目が死んでるっちゃ」
ラムは大谷選手がベースを回る間そうなっている阪神ファンに気付いた。
「言葉もないっちゃよ」
「そうだな、噂には聞いていたが」
あたるは座布団の上で腕を組みあぐらをかいて言った。
「これ程までとはな」
「何やこの人」
テンは今度はこう言った。
「バケモノやないか」
「そうだな、つとにジャリテンよ」
あたるはテンに声をかけた。
「宇宙にこうした野球選手はいるか?」
「大谷選手レベルのか」
「そうだ、いればだ」
テンに顔を突き付け真顔で言った。
「是非阪神に入れるべきだ」
「お前ここまで凄い人見たことあるか?」
テンは真顔で応えた。
「宇宙も同じやと思わんか?」
「宇宙なら誰かいるだろう」
「アホ、おったらこんなに驚かんわ」
これがテンの返事だった。
「バケモンやぞこの人」
「ならバケモノを連れてこい」
「出来たらそうしてるわ」
「実際いないっちゃよ」
ラムは浮かびつつ腕を組み胡坐をかいて述べた、服はいつもの虎縞ビキニにブーツである。その姿で浮かんでいる。
「宇宙にっちゃ」
「そうなのか。しかし思ったのだが」
あたるはラムに顔を向けて言った。
「若し大谷選手が阪神に入ればどうだ」
「それはもう決まってるっちゃ」
ラムは即座に答えた。
「投打二刀流で阪神優勝っちゃよ」
「そうだ、阪神が優勝するのだ」
あたるはそうなることを話した。
「だからだ」
「大谷選手に阪神に入団してもらうっちゃ」
「そうするのだ、若しくは宇宙をもう一度探してだ」
「大谷選手に匹敵する人を阪神に入れるっちゃ」
「そうだ、弁天様やおユキさんやランちゃんなら知っていないか」
「聞いてみるっちゃ」
ラムはすぐに答えた、そうしてだった。
実際におユキが暮らしている海王星に三人に集めてもらって聞くとだった。
「残念だけれど心あたりはないわ」
「あたいもだよ」
「わいもや」
三人共ラムにこたつの部屋でその中に入ったうえで答えた。
「宇宙でも野球選手多いけどな」
「流石に大谷選手クラスはいねえぜ」
「あの人は別格よ」
「やっぱりそうっちゃ」
「ううむ、困った」
あたるがにゅっと出て来て述べた。
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