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スーパー戦隊超決戦

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最終話 笑顔に満ちた世界その七

「西瓜割りしたくなるんですよ」
「ああ、あれだね」
 夜野は西瓜割りと聞いて明るく言った。
「楽しいよね」
「ああ、そうだよな」
「それで割った西瓜は」
「食うんだよ」
「海で」
「その西瓜がまた美味いんだよ」
「そうなんだよな」
 夜野も笑顔で頷いて応える。
「潮風と日光が照ってて」
「その中で食うとな」
「西瓜ってただでさえ美味いのに」
 それがというのだ。
「海で食べたら」
「美味いよな」
「そうだよね、じゃあ海に行ったら」
「西瓜割りするんだな」
「そうするよ」
「いや、それで」
 クレオンはこうも言った。
「前にあそこで首から下埋めてねていたら」
「砂にだね」
「それで傍に西瓜があって」
 そうであってというのだ。
「戦闘員の連中が西瓜割りやってて」
「ああ、クレオンの頭叩くところだったんだな」
「実際叩いたんだよ」
 これがというのだ。
「びっくりしたよ」
「大丈夫だった?あっ」
 速見は言ってすぐに思い出した。
「貴方スライムだから」
「そうだよ、実は軟体だから」
 そうした身体だからだというのだ。
「平気だったよ」
「それは何よりね」
「それでも注意しろって言ったよ」
 少し怒って話した。
「こんなところでするなってな」
「人が寝ている横で」
「そうだよ、まあわかってくれたからな」 
 戦闘員達も言えばというのだ。
「いいけれどな」
「じゃあ今度からは」
「そんなことならないさ、あと」
 ここでクレオンは速見を見て言った。
「あんたもスタイルいいな」
「あっ、そう言ってくれるの」
 速見は言われてその瞬間に笑顔になった、そうしてそのうえでクレオンに対してこう返したのだった。
「嬉しいわ」
「それだと水着になったらな」
「海でよね」
「注目されるだろ」
「そうなのよ」 
 速見は否定しなかった。
「これがね」
「やっぱりそうなるよな」
「どうもね」
「水着になって注目されるならいいわよ」 
 マジーヌはそのことを肯定した。
「私だってね」
「ロボットからですね」
「普段から注目されててね」
 ブルーンに応えて言うのだった。
「それでね」
「水着になりますと」
「余計に注目されてね」
 そうなってというのだ。
「人気が出るのよ」
「そうですね」
「私達は人間の姿になれないけれど」
 そうであるがというのだ。 
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