| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

星河の覇皇

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第八十七部第五章 外の世界の動きを無視しその十一

「巨大な領土が領有し」
「それで、ですね」
「資源はあります、生きられるので」
「それも豊かに」
「ですから」
 それでというのだ。
「連合はです」
「戦争はですね」
「しません、エウロパ戦役は行っても」
「ああした工作員を大量に送り込み」
 そうしてというのだ。
「諜報だけでなくテロの煽動や実行を行わないと」
「攻め込んで来ない」
「どうした国です、連合は衝突の絶えない国でも」 
 その中でだ。
「サイバー攻撃を行い情報収集は行っても」
「相手国へのテロはですね」
「行いません」
 その煽動や実行はというのだ、間違っても爆発物や化学兵器、生物兵器を使ってのそれはしないのだ。
「そこは守ります」
「連合の法律でも禁じられていますし」
「若しそれを行えば」
 相手国への直接的なテロ行為はというのだ。
「何があってもです」
「テロはですね」
「行いません」
 絶対にというのだ。
「だから戦争もです」
「連合の中ではですね」
「起こっていません」
「左様ですね」
「そうです」 
 まさにというのだ。
「あの国は戦争はしません」
「欲が深くてもですね」
「好戦的ではないです」
「だからニーベルング星系からも」
「出ません」
 それはないというのだ。
「逆にあの様に十重二十重にです」
「守りを固め」
「我々が攻めてきてもです」
「退けられる様にしていますか」
「そうしています、ですが敵に備えることは」
 連合がエウロパを攻める考えはなくともというのだ。
「当然ですので」
「これからもですね」
「備えはしておきます」
 これからもというのだ。
「それも常にです」
「よくしていきますか」
「そしてやがては」
 アランソはさらに話した。
「連合に攻められず」
「やがて圧倒する」
「そうすることをです」
 それをというのだ。
「進めていっています」
「侵略されずとも」
「備えはすることです」
 これは絶対だというのだ。
「やはり」
「それで、ですね」
「総統閣下もです」
 ギルフォード、彼もというのだ。
「これからもです」
「軍を整えていかれますね」
「国防の為に、そして私も」
 アランソ自身もというのだ。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧