星河の覇皇
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第八十七部第四章 首相官邸にてその八十
「その結果だ」
「弱くなった」
「そうなのですね」
「あの強豪も」
「そうした時期があったのですね」
「実経験といえばそれでだ」
応援しているチームの暗黒時代を見てというのだ。
「言える」
「いい国防長官は現場に介入しない」
「己の職分に徹する」
「そうしてですね」
「余計なこともしないですね」
「政治家は軍人を統制するが」
このことは事実だが、というのだ。
「しかしだ」
「介入はしない」
「信頼して任せる」
「そして己の職分を全うする」
「そうすることがいいのですね」
「それが出来ているのが彼だ」
八条だというのだ。
「だからな」
「それで、ですね」
「これからもですね」
「連合の国防をしてもらい」
「そしてですね」
「若し政治家ならですね」
「中央政府大統領になれて」
そしてというのだ。
「日本の首相にもな」
「なれる」
「そうした方ですね」
「八条長官は」
「そう思う、だが経営者になってもな」
家を継いでというのだ。
「そちらでもだ」
「業績を挙げる」
「結果を出す人ですね」
「左様ですね」
「そうなる」
間違いなくというのだ。
「彼はそうした人物だ」
「戦略家であり人の上に立つ人物である」
「そうした人だからですね」
「それ故にですね」
「そうなりますね」
「必ずな、では彼がいた日本政府への策はな」
それはというのだ。
「また練り直す、そしてな」
「あらためてですね」
「仕掛けますね」
「そうしますね」
「そうしていく」
こう言ってだった。
アッチャラーンは日本にはあらためてどうしていくかを考えていくのだった、連合は中央政府と各国政府の激突がはじまろうとしていた。
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