新オズのかかし
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第十一幕その十一
「その時はね」
「わかりました」
「そうしましょう」
「是非」
「その時は」
「パーティーを楽しみましょう」
「そうしようね」
こうしてでした。
ナターシャ達五人はかかしと一緒にスキーに行くことになりました、ただここでドロシーはふと思いました。
「貴方達今度は何時外の世界に戻るのかしら」
「パーティーが終わってからでいいですか?」
「その時に」
「外の世界では時間が経っていませんし」
「そうですから」
「その時でいいですか?」
「いいわよ、それでまた来たくなったらね」
その時はというのでした。
「来てね」
「そうさせてもらいます」
「是非共」
「絶対に来ます」
「今回はパーティーが終わったら帰りますが」
「また来させてもらいます」
「何時来てもいいし何時帰ってもいいのよ」
ドロシーはこうも言いました。
「オズの国は今はそうだから」
「そうだね、しかしまさかだよ」
魔法使いがドロシーに言ってきました。
「私は気球で出た時はもうね」
「二度とよね」
「オズの国に来ることはないと思っていたよ」
「私は四回そう思ったわ」
「オズの国に行ってカンサスに帰って来る度にだね」
「そうだったわ」
まさにというのです。
「本当にね」
「そうだね、ドロシーも」
「けれどね」
それでもというのです。
「本当にね」
「その都度だね」
「オズの国に来て」
「遂にだったね」
「オズの国の王女になって」
そうしてというのです。
「おじさんおばさんと一緒にね」
「完全にオズの国の住人になったね」
「かかしがさっきオズの国はお伽の国だから」
それでというのです。
「不思議なことが物凄く起こって」
「不思議な出会いもだね」
「いつもあってね」
「そうしてだね」
「何度もオズの国に来て」
「そして遂にだね」
「オズの国の住人になったわ」
そうなったというのです。
「本当にね」
「そうだね」
「多分ね」
トトがドロシーに言ってきました。
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