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スーパー戦隊超決戦

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第三十八話 手紙を受け取りその九

「愚の骨頂だ」
「本当にそうだよな」
「それで必死に言って書いてもだ」
 そうしてもというのだ。
「それは無駄だ」
「この世で数少ないな」
「そうして人生を送ることもな」
「無駄な人生だな」
「最悪のな」
 こう言っていいまでのというのだ。
「下らないだ」
「是r隊に送りたくないな」
「そんな人生だ」
「本当にそうだよな」
「そんなこと言ったら」
 アラタは言った、明るい口調だがそれでも確かなものを見ていてそのうえで仲間達に対して語るものだった。
「何も進まないのは確かだね」
「出来ない、無理と言うだけならな」
「今の時点で未来を語ってね」
「どんなものでも進歩するしな」
「そうしたこと言う人って」
 アラタはハイドの言葉を受けて自分の考えを話した、明るく邪気のない言葉だが彼の考えがはっきりと出ていた。
「今の技術が絶対と思ってるんだね」
「その通りだ」
「絶対のものなんてそうはないのに」
「今の技術や科学等が絶対でな」
「変わる筈がないってだね」
「思っている」
 まさにというのだ。
「何があろうともな」
「そうじゃないと否定出来ないね」
「未来の技術をな」
「科学だってね」
「そして否定する為にだ」
 無理だ、出来ない、と言う為にというのだ。
「あれこれと必死になって言っている」
「人間そうなったら終わりだな」 
 スティンガーは冷たい声で述べた。
「まさにな」
「全く進歩しないね」
「それで子供の夢を壊したと得意になっているならな」
「余計に駄目だね」
「子供の夢は大きなものだ」
 スティンガーは言い切った。
「そんな小さなことでだ」
「壊せないね」
「車に道の小石が当たる様なものだ」
 その程度はというのだ。
「運転している中でな」
「ああ、それだと誰も気付かないわよ」
 車を運転する速見の言葉だ。
「そうなってもね」
「そうだな」
「大体直径一センチ位の小石でしょ」
「大体な」
「そんなの車を運転していたらタイヤに弾かれて」
 そうなってというのだ。
「車に普通に当たるけれど」
「車は何にもならないな」
「そんなヤワな車ないから」 
 それこそというのだ。
「本当にね」
「何にもならないな」
「そうよ」 
 まさにというのだ。
「全く平気よ」
「そういうものだ」
「そんな人の言ってることも」
「子供の夢という大きなものから見ればちっぽけでな」
 それが例え一生涯を賭けて全身全霊で行っているものでもというのだ、スティンガーは冷たい声で話していく。 
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