スーパー戦隊超決戦
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第三十七話 ドクターマンの決断その十五
「働いて生み出す」
「その方がいいな」
「遥かに。ですから」
「決戦の後はな」
「皆で力を合わせ」
そうしてというのだ。
「そのうえで、です」
「色々なものを生み出してな」
「そうして暮らしていき」
「皆で平和に豊かにな」
「そうなりです」
そしてというのだ。
「笑顔になって」
「幸せに暮らしていこうな」
「間違ってもです」
メタルエーはこうも言った。
「ダグデド達の様な」
「悪意だけで動いてな」
「壊し奪う」
「そういうことばかりだとな」
「最後はです」
それこそというのだ。
「破滅します」
「ああしてな、あいつ等を見てはっきりわかったぜ」
ヤーブンにしてもだ。
「自分のことしか考えなくてな」
「悪意に満ちているなら」
「どれだけ強くてもだよ」
「結末は無残なものです」
「ああしたな」
「はい、ですから」
「俺達はああはなるまい」
「そのことを肝に銘じ」
彼等を反面教師としてというのだ。
「そしてです」
「やっていかねえとな」
「これからは」
「そのことがわかったな」
「そうですね、もうです」
マッジョも言ってきた。
「無闇に戦うことなく」
「力を合わせて働いていけばいいさ」
「真っ当に。そうしてです」
「笑顔でいような」
「誰もが」
「笑えない時もありますが」
晦はそれでもと言った。
「その時はまたですな」
「笑える時に笑えばいい」
ネロが応えた。
「それでいい」
「左様でありますな」
「落ち込む時もある」
時としてはというのだ。
「しかしな」
「それでもです」
「また笑えれば」
「笑えばよし」
「無理強いするものでもない」
「笑うことは」
「わし等はそうしたこともわかってきた」
ネロはしみじみとした口調で述べた。
「ようやくだが」
「しかし辿り着けたことは事実です」
エンターはこう応えた。
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