スーパー戦隊超決戦
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第三十六話 猛訓練その一
第三十六話 猛訓練
戦隊の面々はまとまって訓練に入った、それは文字通り猛訓練であり実戦さながらのものであった。
その訓練の中でだ、桃谷は言った。
「ここまでしてですね」
「強くなることだ」
桃井はその訓練の中で平然として応えた。
「それぞれの組織に勝つ為にな」
「やっぱりそうですよね」
「辛いか」
桃井は桃谷に問うた。
「訓練が」
「正直に言っていいですか?」
「言ってみろ」
桃谷に腕を組み傲然とした態度で答えた。
「ありのままな」
「辛いです」
「そうか」
「はい、これまでより遥かに激しいですから」
「しかも長いからな」
「辛いです」
「そうだな、しかしだ」
桃井は正直に言った桃谷に答えた。
「こうした訓練をしないとだ」
「強くなれないですね」
「そうだ」
まさにというのだ。
「敵に勝つには強くなることでだ」
「強くなるには訓練ですね」
「その訓練が的確ならな」
「より強くなりますね」
「そうなり今の訓練はだ」
激しく長いそれはというのだ。
「確かに強くなる」
「そうした訓練ですね」
「だから辛くともだ」
それでもというのだ。
「いいのだ」
「強くなるからですね」
「そうだ、どんどんやるぞ」
「あの、タロウさん疲れないんですか?」
「身体に負担はかかっている」
やはり傲然としたまでの態度で答えた。
「しかしだ」
「それでもですか」
「疲れを感じるまでではない」
「そうなんですね」
「戦いの時のことを思え」
今も腕を組んで言う。
「こんなものだな」
「言われてみますと」
「だからだ」
それでというのだ。
「このままだ」
「訓練を受けて」
「そしてだ」
そのうえでというのだ。
「強くなることだ」
「今は」
「ここで強くなれば勝てる」
今以上にというのだ。
「間違いなくな」
「タロウさんが思われるには」
「そうだ、この訓練はいい訓練だ」
今行われ参加しているそれはというのだ。
「だから続けていくぞ」
「わかりました」
「確かにです」
雉野が言ってきた。
「この訓練は激しく長くて」
「辛いな」
「はい、ですが」
桃井にそれでもと話した。
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