スーパー戦隊超決戦
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第三十五話 母艦での会談その十六
「そうもしてくれた」
「そうね」
「そのことがだ」
まさにというのだ。
「有り難い」
「人間と同じ様に楽しめるから」
「実にな」
「そして休むことも出来る様になったわね」
ファラキャットはその話もした。
「睡眠ね」
「そうだ」
メッツラーが応えた。
「そのことも嬉しい」
「私達は機械であってね」
「身体はな」
「人間になれたわ」
「ドクターマン様によってな」
「かつて人間を馬鹿にしていたけれど」
それでもというのだ。
「今は違うわ」
「こんな素晴らしいものないよな」
ジュウオウが応えた。
「人間って」
「ええ、本当にね」
「だからおいら達を人間にしてくれた」
「ドクターマン様に感謝しましょう」
「そしてドクターマン様に」
「何処までもついていきましょう」
「そうしような」
こうした話をお茶やお菓子を楽しみながら話した、そうしてその話の後で彼等は昼寝を楽しんだのだった。
その頃戦隊の者達はそれぞれの組織についてあらためて調べていた、その中でトリンはこんなことを言った。
「カオス達だが」
「何か丸くなったわね」
「そうだな」
結月に応えて述べた。
「以前に比べてな」
「前は必要とあればどんなこともしたけれど」
「今は違う」
「穏やかになってね」
「冷酷なことをしなくなった」
「前に戦った時なんて」
結月は先に組織と戦った時のことを話した。
「皆退かせて」
「怪我をした者達を背負わせたりしてな」
「そうして撤退したし」
「今はだ」
「冷酷じゃないわね」
「そうだね」
有働も言った。
「キャンデリラ達を切り捨てたけれど」
「必要ないと判断してな」
「そうしたけれどね」
「今は違う」
「そうしたことはしないで」
「仲間を見捨てないでな」
「やっていってるね」
「間違いなくな」
「思えば人を切り捨てて負けたね」
大風舘は先にデーボス軍が自分達に敗れた時のことを話した。
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