星河の覇皇
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第八十七部第三章 港の整備その四十四
「何といっても」
「我々は最初はコロニーと思い」
「大いに造りました」
「そして数百年のうちはよかったですが」
「ですが」
「人口が千億に達した辺りで」
エウロパの人口がだ。
「まさに」
「そうなってですね」
「それで、ですね」
「我々は人口問題に悩まされました」
「コロニーに移住させても」
造ったそれにだ。
「コストが高過ぎます」
「資源も多く使います」
「そうなってしまいますので」
「ですから」
「とてもです」
「あれは設けられません」
とてもというのだ。
「ですから開発、開拓です」
「そちらを優先すべきです」
「何といいましても」
「そしてそれが出来る様になりました」
「それならです」
「そちらを進めましょう」
「多くの国民に移住してもらい」
そうしてというのだ。
「産業を興し」
「そして人口も増やす」
「そうした流れにしていきましょう」
「我が国も」
ノルウェーもというのだ。
「それこそ掛け算です」
「それで増えていけば」
「エウロパも強くなります」
「エウロパ全体が」
こうしたことを話した、そしてだった。
ノルウェー政府としてもこの星系の開発、開拓を進めることになった。それは軍とも協力してだった。
それを受けてギルフォードはオリンポスで首相のカミュに言った。
「いいことだ、予算はだ」
「中央政府からもですね」
「出す」
こうカミュに言った。
「やはり予算もだ」
「なくてはですね」
「ことは動かない」
だからだというのだ。
「ここはだ」
「中央政府からもですね」
「予算を出してだ」
「あの星系の開発、開拓を進めますね」
「そしてだ」
そのうえでというのだ。
「これはあの星系だけでなくだ」
「他の星系もですね」
「然りだ。開発及び開拓が出来るならだ」
「そうした星系はですね」
「全てそれを進めていってな」
その開発、開拓をというのだ。
「そこに国民を移住させる」
「そうしていき」
「人口もだ」
これもというのだ。
「まさにな」
「産めよ増やせよですね」
「聖書にある通りにな、人口の増加は掛算というが」
「その様にですね」
「増える様にする」
「だからこそ多産にはですね」
「様々な福利厚生の支援もな」
国家が行うそれをというのだ。
「政策としてだ」
「整えましたね」
「連合の様にな」
「連合の人口が何故増え続けるか」
カミュはここで自分から話した。
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