星河の覇皇
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第八十七部第三章 港の整備その四十
「馬も来ます」
「スポーツもいいです」
「ではです」
「娯楽施設の充実も進めましょう」
「娯楽も軍に必要ですから」
このことは事実だからだというのだ。
「ここは是非です」
「そちらも進め」
「兵達には充実して働いてもらう様にしましょう」
「そして休む時は休んでもらい」
「英気も養ってもらいましょう」
「食事とその時の酒だけでは」
どうしてもというのだ。
「限界があります」
「ストレスが溜まります」
「ストレスは今の我々に一番の敵です」
「それをどうにかしていき」
「そしてです」
「よい仕事を長くしてもらいましょう」
「そして」
士官達はさらに話した。
「休暇も出しましょう」
「そして休暇の時は休んでもらい」
「英気を養ってもらいましょう」
「我々もそうしますし」
士官である自分達もというのだ。
「兵達も同じです」
「休みなしなぞ出来ません」
それはとてもというのだ。
「やはり」
「全くです」
「常に働くことなぞ出来ません」
「人ならば」
「機械も常に動いていますと壊れます」
「人なら尚更です」
生身の彼等はというのだ。
「ですから」
「休み時は休んでもらい」
「そして娯楽も楽しんでもらい」
「そうして働いてもらいましょう」
「今は戦争をしていません」
それもないというのだ。
「それなら尚更です」
「確かい急ぐべきですが」
「ですが休養も必要です」
「そうしたことが出来る状況ですし」
「その様にしてもらいましょう」
「そして働いてもらい」
「基地化を進めましょう」
「このニーメ星系の」
「アウトドアは楽しみにくい星系です」
寒冷な地域が多いからである。
「どうしても」
「それならです」
「そうした娯楽を楽しんでもらいましょう」
「基地の中にさらに設けていき」
「あとは図書館も置き」
「大浴場も設けましょう」
「古代ローマとそれは同じです」
エウロパもそうしたものを楽しむ文化であるのだ。122
「我々のものもありますし」
「兵達も同じです」
「我々だけが楽しんではいけません」
「それでは士気に関わります」
「兵達のそれが落ちます」
「それがそのまま仕事にも影響します」
士気が落ちて仕事の能率も落ちるというのだ。
「そうなりますから」
「やはりそこは無下に出来ません」
「どの様な場所でも軍がいれば」
それならというのだ。
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