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メイクアップ変身

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第二章

 実際に入部した、すると。
 菜緒はすぐに彼女にメイクしてもらった、雪江に眼鏡を外してもらってだった。
 そうしてもらうとだ、これが。
「これが私なの」
「うわ、超絶美少女」
 雪江本人と一緒に鏡を見てだ、菜緒も驚いた。
「予想以上よ」
「嘘みたい」
「いや、元々色白お顔の輪郭がよくて」
 それでというのだ。
「整ってるから」
「それでなの」
「元々映えると思っていたけれど」
「予想以上なの」
「いや、お肌きめ細やかで」
 雪江本人に話した。
「しかもよく見たらスタイルもいいし髪の毛も奇麗だから」
「メイク映えるの」
「ええ、一見地味でも」
 それでもというのだ。
「雪江ちゃん実は美少女だったのよ」
「メイクで」
「いや、メイクも元がいいから」
 だからだというのだ。
「こうなるのよ」
「そうなのね」
「じゃあよかったら気が向いたらね」
「演劇部にもなのね」
「出てね」
「それなら」
 雪江自身実はまんざらでもなかった、それでだった。
 以後卓球部と演劇部を掛け持ちする様になった、そして演劇部での菜緒の言う超絶美少女ぶりが話題となり。
 可愛いと言われる様になった、すると彼女自身も幾分明るくなり地味と呼ばれることもなくなった。高校を卒業し大学に入る頃には明るい美人と言われる様になっていた。


メイクアップ変身   完


                  2024・10・16 
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