| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

ハッピークローバー

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第百四十四話 教会に行ってその十三

「確かに」
「そうでしょ、実際にね」
「あっさりしていていいのね」
「日本酒の時は特にね」
 この酒を飲む時はというのだ。
「いいわよ」
「じゃあ今度それで飲んでみるわ」
 一華もそれではと応えた。
「是非ね」
「そうしてね。ただ塩分強いから」
 留奈はこのことも話した、梅干しもまた漬けものである、その為塩分はどうしても高いのである。留奈はそのことも言うのだった。
「そのことはね」
「気を付けないとね」
「食べ過ぎると」
 梅干しをというのだ。
「やっぱりね」
「塩分摂り過ぎね」
「実際にね」
 留奈はさらに話した。
「上杉謙信さん脳出血でね」
「お亡くなりになってるわね」
「兎に角毎日ね」
 それこそというのだ。
「夜になると飲んでいたけれど」
「あの人お酒好きで」
「無類のね」
 こう言っていいまでにというのだ。
「お酒好きで」
「毎日かなり飲んでいて」
「それでおつまみは」 
 これはというと。
「梅干しにね」
「他にもあったわね」
「お塩にお味噌にって」
「毎晩それだとね」
「お酒にね」
 これに加えてというのだ。
「塩分摂り過ぎで」
「高血圧ね」
「それで実際ね」
「脳出血でね」
「お亡くなりになってるから」
「四十九歳よね」
 一華は謙信が亡くなった歳のことを話した。
「若いわよね」
「今だとね」
「当時はそうでなくても」
「人間五十年でね」
「それ位と思っても」 
 それでもというのだ。
「今だとね」
「かなり若いわね」
「ええ」
 実際にというのだ。
「今だとね」
「それもね」
「塩分ね」
「お酒とね」
「そのせいね」
「そうだしね」
「梅干しも」
「あまりね」
 食べ過ぎると、というのだ。
「本当にね」
「気を付けないとね」
「梅干しもね」
「好きでも」
 それでもというのだ。
「一個ね」
「食べる時は」
「それで」
「それ以上は食べないのね」
「やっぱり塩分には気を付けないとね」
 絶対にというのだ。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧