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スーパー戦隊超決戦

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第三十三話 回り道を終えてその五

「我等も彼等をフォローする」
「そうした関係になりましょう」
「それが一番だな」
「それが出来るとな」
 アキャンバーが言ってきた。
「確かにいいな」
「そうだな」
 シードンはアキャンバーの言葉に頷いた、そうしてそのうえで彼に対して真剣に考えている口調で話した。
「誰にとってもな」
「利用し合うだけだとな」
「そこまではならない」
「だからな」
 それ故にというのだ。
「仲間、友人になることだ」
「大事なのはな」
「そうしたことがわかってきた」
 シードンはまた真剣に言った。
「今はな」
「お互いそうだな」
「利用し合うだけではな」
「どうにもならない」
「限度がある」
「利害関係だけでは」
「だが友人同士になるとな」
 そうなると、というのだ。
「こうして共に語り合い知恵も出る」
「また細かい連携も出来る様になる」
「利害関係だけよりもな」
「だからな」
「絆を深めるべきだ」
「全くだ」
 こう話す、そしてだった。
 ドクターマンについてだ、タンクジョーが言った。
「本名じゃなかったな」
「はい、そうです」
 メタルエーが答えた。
「人間としての名前が本名で」
「そうだよな」
「言うならばギアの首領としてのです」
「名前だな」
「そうなります」 
 メタルエーは真面目な顔で話した。
「やはり」
「そうだよな、ドクターマンっていうとな」
「明らかに本名ではないですね」
「ああ、地球にある名前としてな」
「ドイツではありますが」
「あの人日本生まれだからな」
 それ故にというのだ。
「妙に思っていたけれどな」
「やはりです」
 タンクジョーが思っている通りにというのだ。
「あの名前はです」
「本名じゃないな」
「そうです」
 こう答えるのだった。
「確か本名は」
「何ていうんだ?」
「蔭山秀夫でした」
「普通の名前だな」
「日本人の名前としては」
「そうだよな」
「私もそう思います」
 タンクジョーに冷静な声で答えた。
「ですがその様にです」
「今はドクターマンと名乗っているか」
「左様です」
「そうなんだな」
「今は人間として生きていますが」
 それでもというのだ。 
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