ウルトラマンメビウス ウルトラ兄弟最大の戦い
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第七話 ウルトラ戦士堂々の勝利!その三
「やっぱり。ウルトラマンと一緒に」
「その時は補佐官」
「は、はい」
補佐官は総監代行の言葉に応えて姿勢を正す。
「総監も出られるでしょうね」
「だと思います」
総監代行はここでにこりと笑ってきた。
「やはりその時になると」
「ですよね」
何故か補佐官の目が少年の様にキラキラとしだした。目の表情も実に豊かだ。
「それですと」
「はい、その時は」
総監代行はここでにこりと笑う。
「宜しくお願いしますね」
「わかりました」
「あのさ」
マリナがそんな彼を見て仲間達に対して囁く。
「トリピーって相変わらず総監に会えてないのかしら」
「そんなもん見ればわかるじゃねえか」
リュウがそれに対して言う。
「あれが会えている様子かよ」
「そうよね」
「そもそもだぜ」
ジョージが次に囁いてきた。
「うちの総監って何者だ?」
「俺に聞かれてもよ」
リュウもそれは知らない。
「私も」
マリアも首を横に振るだけであった。
「誰も知らないのかよ」
「そういえばそうですよね」
当然ながらコノミも知らない。
「御存知なのは総監代行だけみたいですし」
「そうだよね」
テッペイですら知らない。GUYSきっての知識派であってもだ。
「何か情報すらも」
「まさかとは思うけれどな」
ジョージの勘が動いてきた。
「総監がウルトラマンとかって可能性は」
「まさか」
マリナがそれを否定する。
「幾ら何でもないわよ」
「そうだよ」
リュウも言う。
「まさかよ」
「それでも」
テッペイは首を傾げて腕を組んで述べる。
「何もわかっていないんだよなあ、結局は」
GUYSも実は謎の多い組織であった。それに気付く場合もあるがどうしても多忙の為か忘れられるのであった。それだけ彼等も忙しいということである。
ヒカリはヒッポリト星人と闘っている。流石にヒッポリト星人は手強い。ヒカリも苦戦していた。
「ふふふ、どうした青いウルトラマンよ」
ヒッポリト星人は彼に対して言う。
「もう疲れが見えているのではないのかな?」
「馬鹿な」
だが彼はそれを否定する。
「そんな筈がない。俺もウルトラマンだ」
「そうか。ならば来るがいい」
ヒッポリト星人はそれを聞いて笑いながら声をかけてきた。
「倒してくれるわ」
「こちらこそだ」
「一つ言っておく」
「何?」
「ヒッポリトタールは確かに今は使わない」
それは念を押してきた。
「私とて宇宙にその名を知られたヒッポリト星人だ。言ったことは守る」
「では他に策があるというのだな」
「ふふふ、わかるか」
「当然だ」
ヒカリはそれに言い返す。
「貴様のことも知っている。その力もな」
「そうか」
それを聞いても一向に動じた様子はなかった。
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