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夢幻水滸伝

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第三百六十四話 賭けの攻勢その十二

「あたし達なりにね」
「柔軟に動き」
「そして敵に対していますね」
「攻撃も迎撃も」
「そうしていますね」
「お互いにね、ここはね」
 絶対にというのだった。
「何とかこっちが攻めきって」
「そうしてですね」
「勝ちたいですね」
「そうしたいですね」
「我々としては」
「ええ、もう燃料も弾薬も僅かだけれど」
 それでもというのだった。
「戦うわよ、戦わないとね」
「さもないとですね」
「勝利は手に出来ないですね」
「どうしても」
「それは無理ですね」
「だから戦うわ、こうなれば全身全霊で攻めるわ」
 自身も加えた倉庫劇に移ることにした、それをトウェインに言うと彼もそうすると決断した。そしてそれはだった。
 メルヴィルも同じだった、彼は意を決して指示を下した。
「全軍武器を手に取り兵器に乗って」
「一兵残らずですか」
「整備兵も補給兵も」
「まさに全員ですか」
「そや、もう何もかもが残り少ない」
 燃料も弾薬もそして予算もというのだ。
「そやからな」
「乾坤一擲ですね」
「その勝負に出ますね」
「そうしますね」
「そうする、当然わしも戦う」
 メルヴィル自身もといううのだ。
「陣頭でな」
「そうされますか」
「そして戦われ」
「そのうえで、ですか」
「勝つわ、ほな全軍総攻撃や」
 こう言ってだった。
 彼は百六十万の将兵全てを率い仲間達と共に総攻撃に出た、それはトウェインも同じでまさに全軍にだった。
「武器は手にしたな」
「そして兵器にも乗りました」
「何時でも攻められます」
「攻撃準備は整いました」
「これで何時でも攻められます」
「総攻撃に移ることが出来ます」
「それやとええ、ほなや」 
 トウェインは強い声で話した。
「今から攻めるで」
「わかりました」
「ではそうしましょう」
「百六十万の将兵を以て」
「全軍で攻めましょう」
「ここでや」
 まさにというのだ。
「攻めてな」
「そうしてですね」
「そのうえで、ですね」
「勝利を掴まないとですね」
「覇は手に入れられないですね」
「そや、もうここまできたらな」 
 戦えるのは残り僅か、その状況になっているからこそというのだ。
「もうな」
「全力で、ですね」
「攻めてですね」
「そうしてですね」
「そのうえで、ですね」
「勝つわ」 
 絶対にというのだ。 
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