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夢幻水滸伝

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第三百六十四話 賭けの攻勢その九

「そうして下さい」
「わかりました」
「そうさせて頂きます」
「爆撃を続けます」
「今日は」
「攻撃隊も同じです」
 攻撃機達もというのだ。
「爆撃隊は絨毯爆撃ですが」
「攻撃隊は敵部隊ですね」
「戦車や装甲車を攻撃しますね」
「狙って」
「そうです、そして護衛はです」
 そちらの話もした。
「爆撃隊や攻撃隊のそれは」
「我々ですね」
「戦闘機隊が行いますね」
「そうですね」
「そうです、敵が来れば」
 迎撃にというのだ。
「お願いします」
「承知しました」
「それではです」
「その様にさせて頂きます」
「それでは。陸だけでなく空もです」
 ルイスは宙を舞いつつ言った。
「全ての戦力を用い」
「戦いますね」
「一機も無駄にすることなく」
「使える戦力は全て用い」
「そして戦いますね」
「そうするのです、基地での整備もです」 
 そちらもというのだ。
「当然です」
「休みなくですね」
「フル稼働ですね」
「今日は」
「そのうえで」
「将兵の皆さんは交代制で」
 これまで通りというのだ。
「二十四時間で、です」
「働いていく」
「そうしていきますね」
「今日は。兎に角です」
 ルイスはさらに言った。
「今はです」
「今日しかないので」
「何とかですね」
「勝利を目指します」
 こう言ってだった。
 彼も必死に指揮を執っていた、当然戦闘にも参加し神具も用いていた。その彼と離れた戦線でだった。
 オニールは自身の神具であるダイナマイトを放ち敵軍を攻撃した、そうして後に続く軍勢に対して言った。
「ほなな」
「ここからですね」
「全力で攻めますね」
「そうしますね」
「そうしよな、おいらもな」
 オニールは敵軍を見て意を決した顔で言った。
「意地がある、それでや」
「勝つ」
「勝利を手に」
「それを目指されてますね」
「そや、今日しかなくなった」
 この戦もというのだ。
「それやとな」
「今日で、ですね」
「決着を付けますね」
「そうしますね」
「そうするわ、神具も術もな」
 その両方をというのだ。
「使う、おいらはアルケミストでもな」
「行動型ですね」
「研究室で研究されるよりも」
「それよりもですね」
「動かれる」
「外で」
「元々そうしたタイプやし」
 それでというのだ。 
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