猫がいると
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第五章
「世の中のこともです」
「学ばれたんですね」
「そうです、自衛隊にしても」
この組織もというのだ。
「その人は震災があってもです」
「否定していたんですね」
「災害救助の組織があればです」
それでというのだ。
「いいとです」
「国防いらないんですね」
「どうしても必要ですね」
「何があるかわからないですからね」
「テロもありますね」
「はい、戦争がなくても」
新田は曇った顔で答えた。
「ないに越したことはないですが」
「警察では対処しきれない」
そうしたというのだ。
「恐ろしいこともです」
「世の中はあります、それに災害にしても」
「自衛隊が色々物資や重機を持っていて」
「組織力がありますので」
「一番いいですね」
「そうです、災害のこともです」
救助や復興もというのだ。
「国防です」
「それになりますね」
「自衛隊はそうしたことに特化しているので」
そうした組織だからだというのだ。
「必要であり立派な組織です」
「そうですね」
「その自衛隊を否定して」
そうしてというのだ。
「北朝鮮の軍隊はいい」
「それがおかしいですね」
「非常に」
「そうですね」
「あの国の軍隊は違います」
北朝鮮のそれはというのだ。
「戦争を行う」
「統一を言ってますし」
「その為の軍隊です」
「災害救助とかはですね」
「考えていません、あの国の将軍様がです」
世襲の独裁者達がというのだ。
「意のままにです」
「動かしますね」
「そうした組織であり」
それでという8のだ。
「核兵器を持っていて化学兵器や細菌兵器もです」
「ありますよね」
「そしてテロも拉致も他の工作もです」
「しますね」
「悪の組織と言えば」
「あの国自体がそうですしね」
「まさにです、もう善悪がです」
その見極めがというのだ。
「出来ていない人だったので」
「反面教師にしていますか」
「もう猫もです」
寺にいてリードにつながれていてもそれぞれ好き勝手に暮らしている彼等を見た、それが実に猫らしい。
「保護することも」
「していないでしょうね」
「自分は正しいと思っていても」
「実は違っていて」
「そして自分だけにです」
他の誰のことも考えずにというのだ。
「なっていまして」
「基地の前に住み込んだり」
「人生を間違える」
「そんな人生になっていますか」
「今どうしているか知りませんが」
それでもというのだ。
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