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ハッピークローバー

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第百四十話 ささやかなご馳走その十二

「ネットで観られるし」
「アベマとかでね」
「テレビなくてもね」
「やっていけるのよね」
「パソコンかスマートフォンあったら」
 それでというのだ。
「もうね」
「充分よね」
「だからね」 
「マスコミ特にテレビはいらないわね」
「それで巨人もね」
 邪悪の権化であるこのチームもというのだ。
「もうね」
「ずっと弱くていいわね」
「そうだよ、巨人はずっとね」
 それこそというのだ。
「どんどんね」
「負けていいわね」
「そうだよ」
 留奈に確かな声で話した。
「心の底から思うよ」
「巨人だってね」
「巨人が強いと」
 そうであると、というのだ。
「さっきも言ったけれどね」
「それだけで嫌だよね」
「不幸なことよ」
「本当にね」
「だからね」
 それ故にというのだ。
「マスコミはもう力持たないで」
「巨人も弱いまま」
「それがいいわね、というかね」 
 留奈はこうも言った。
「マスコミって嘘吐いたら駄目よね」
「絶対にね」 
 伊東もそれはと答えた。
「それこそね」
「何があってもよね」
「マスコミが嘘報道したら」
「皆がその嘘信じて」
「大変なことなるわね」
「外国の政治家でいるよね」
 伊東は嫌そうに話した。
「大嘘言いまくる人。下品で人を罵ってばかりで」
「ああ、あの人?」
 留奈はそう聞いてすぐに応えた。
「人相の悪い」
「そうそう、お金持ってるけれどね」
「どう見ても自分だけの」
「あの人信じていいか」
「絶対に駄目よね」
「マスコミの嘘信じてもね」
「同じよね」
「嘘は嘘だから」
「真実じゃなくて」
「その嘘を信じたらね」
 それこそというのだ。
「もうね」
「騙されてね」
「いい様に扱われて」
「大変なことになるわね」
「それでマスコミはね」 
 この世界にいる者達はというのだ。
「日本では普通にね」
「嘘吐く人いるわね」
「まともな取材もしないで」
 マスコミはそれが仕事もっと言えば義務であるがだ。
「検証もで」
「それでよね」
「もうね」
 それこそというのだ。
「まともなだよ」
「記事を書かないで」
「報道もしないでね、ある新聞記者の記事で」
 伊東は嫌そうに話した。 
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