| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

神々の塔

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第七十九話 最強の魔神達その四

「組織としてや」
「それだけで問題やで」
「そや、若しその一人がおらん様になったら」
「その組織ガタガタになるね」
「スーパースターがおるワンマンチームは強いが」
「そのスーパースターがおらん様になったら」
「その瞬間や」
 まさにというのだ。
「綾乃ちゃんの言う通りや」
「ガタガタになるね」
「そや」
 まさにというのだ。
「そやからな」
「太宰君にだけ頼るのもあかんね」
「それは太宰もわかっててな」
 羅が言って来た。
「権限を分散させて」
「星の子全員が働いて」
「そしてな」 
 そうであってというのだ。
「官僚システムもな」
「整えたし」
「統治の仕組みも議会も」
「全部整えて」
「国家を一人の英雄やなくてな」
「全体で動かす」
「システムも用いてな」
 そうもしてというのだ。
「動かして治める様にな」
「してるね」
「そやからな」
「太宰君にだけ頼ってへんね」
「そうした勢力にしてくれたこともな」 
 太宰がというのだ。
「凄いわ、太宰だけに頼らず」
「皆でシステムも用いて動く」
「そうした勢力にしたこともな」
「有り難いし」
「実際太宰は頼りになっても」
「皆でやっていく」
「そうした勢力やからな」
 十星連合はというのだ。
「ほんまにな」
「ええ感じやね」
「そう思うわ」
 羅は綾乃に笑って話した。
「やっぱり皆でやらんとな」
「一人に頼らへんで」
「もっと言うと押し付けることなくや」
「そういえば連合の星の子って」
 ここで綾乃はあることに気付いて言った。
「仕事とか押し付けて自分は楽する子おらへんね」
「そやな」
「そんなあかん子は」
「おるからな、そんな奴も」
「世の中にはね」
「それで偉そうにしてるんや」
「嫌やね」
「実際嫌な奴のタイプの一つでな」  
 そうであってというのだ。
「嫌われるわ」
「そうなって当然やね」
「我も嫌いや」 
 羅自身もというのだ。
「そうした奴はな」
「そやね」
「それで星の奴にはな」
「連合にはおらへんね」
「枢軸にも騎士団にもな」
 どの勢力にもというのだ。
「おらへんわ」
「皆頑張る子達でよかったわ」
「というかそうした奴でないとな」
「世界を救えへんってことやね」
「こうした奴は有能な怠け者と科無能な怠け者やなくてな」
「怠け者は怠け者でも」
「屑や」 
 そう言っていい輩になるというのだ。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧