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夢幻水滸伝

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第三百六十二話 戦のタイムリミットその一

               第三百六十二話  戦のタイムリミット
 アメリカを二分している戦は続いていた、その中でだ。
 トウェインは今は空母の甲板の上でだ、戦局を見て言った。
「すぐに艦載機を出してな」
「空からも攻めますね」
「そうするで」
 隣にいるエリカに答えた。
「ええな」
「今日もですね」
「やっぱり空はな」
「必要ですね」
「空でも戦わんとな」 
 さもないと、というのだ。
「やっぱりや」
「どうしようもないですね」
「そや」 
 まさにというのだ。
「ほんまな」
「それで今からですね」
「艦載機を出す、敵もや」
「艦載機を出しますね」
「そうする、そして空で戦い」
「海上でもですね」
「戦うで、砲撃とな」
「雷撃で戦いますね」
「そしてな」
 そのうえでというのだ。
「勝つで」
「そうしますね」
「こっちは任せるわ」
「今日もですね」
「守ってくれ、そしてな」
「艦隊を崩さへんことですね」
「それは頼むで、ダメージコントロールを徹底して」
「守り抜きます」
「やっぱりホーソーンは強い」
 敵の水軍司令官である彼はというのだ。
「そやからな」
「迂闊には攻めへんで」
「守ることや」
「そうすることですね」
「負けへんかったらええ」
 トウェインは言った。
「ほんまな」
「そういうことですね」
「戦はな、負けへんでな」
「機を伺うことですね」
「そしてその機が来れば」 
 その時はというのだ。
「一気にや」
「攻めることですね」
「そうするんや、そやからまずはな」
「守ります」
「宜しく頼むで、ほな今からな」
「陸の方に戻られますね」
「そうするわ」
 こう言ってだった。
 トウェインは陸の方に戻った、そうしてだった。
 移動の術で陸の前線に来るとだ、すぐに言った。
「敵の左翼は三日攻めてもな」
「突破出来てへんですね」
「膠着してるわ」
 戦線がとだ、オコナーに答えた。
「ほんまな」
「そうですね」
「それでどう攻めるか」
「今後ですね」
「そや」
 まさにというのだ。
「どないするか」
「それが必要ですね」
「そうや、そしてな」
 そのうえでというのだ。 
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