金木犀の許嫁
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第三十一話 不倫をする位ならその五
「兎角です」
「お酒が好きで」
「そのせいで、です」
「一度脳梗塞で倒れて」
「最期もです」
「脳梗塞ですね」
「それで倒れて」
そうなってというのだ。
「世を去りました」
「そうなったんですね」
「はい」
まさにというのだ。
「このことを見ましても」
「毎日はよくないですね」
「しかも私も含めて飲みだすと」
「かなり飲みますね」
「毎日そうですと」
大酒を飲むと、というのだ。
「まことにです」
「身体に悪いので」
「ですから」
その為にというのだ。
「飲まない日もです」
「必要ですね」
「はい、皆さんは今もそうされているので」
「これからもですね」
「飲まない日も多くです」
「もうけて」
「飲まないことです」
そうすべきだというのだ。
「お酒は時々飲む位がです」
「いいですか」
「毎日ではなく」
そうではなくというのだ。
「むしろ」
「時々飲む位ですね」
「毎日なら少しです」
「飲むことですね」
「さもないとです」
「身体を悪くしますね」
「間違いなく」
「それがお酒ですね」
「はい」
佐京にまさにと答えた。
「お薬にもなればです」
「毒にもなりますね」
「そうなりますので」
「飲み過ぎはよくなくて」
「私達の様に飲む量が多いなら」
「毎日は控えて」
「時々です」
そうした間隔でというのだ。
「飲むべきです」
「それが身体の為ですね」
「一週間に一回位なら」
それならというのだ。
「一度に沢山飲んでもです」
「いいですね」
「そうです、本当に毎日大酒はです」
「身体に毒ですね」
「そういえば」
ここで白華はマッシュルームを食べつつ言った、この茸も具になるのが串カツの裾野の広いところである。
「力士さん達の飲み方は」
「かなりですね」
「体格があって」
そしてというのだ。
「食べることもお仕事で」
「ですから飲む量もです」
「かなりですね」
「そしてです」
幸雄はさらに言った。
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