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ハッピークローバー

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第百三十八話 肩と肘その十二

「平気で嘘を大声で言う人」
「いるわね、そんな人」
「それで人を騙して煽る人」
「そんな人って恥も外聞もなくてね」
「訴えられても平気で」
「有罪になってもね」
「それこそ実刑にならない限り」 
 そうでもないと、というのだ。
「何とも思わないよ」
「実刑になっても反省しないわね」
「けれど放っておいたら」
「悪いこと続けるわね」
「悪いことしても平気で」
 そうであってというのだ。
「それがばれてもね」
「平気よね」
「訴えられても」
「今言った通りで」
「有罪になってもだから」
「実刑にしないとね」
 さもないと、というのだ。
「嘘を吐き続けるよ」
「そうした人が実在してね」
「日本のテレビもね」
「同じね」
「根っからの悪ってね」
 そう呼ばれるべき輩や組織はというのだ。
「悪事が仕事で」
「実刑受けても平気ね」
「モラルとかないかあっても独善的で」
「人はどうでもいいわね」
「だから利用しても平気だから」
「テレビは信じたら駄目ね」
「観なくてもいいしね」
 達川はテレビ不要論も口にした。
「別に」
「今はネットがあるから」
「そっちの方がずっと面白いし」
「番組も面白くないし」
「面白い番組ないわね」
「アニメとか特撮とかドラマとかはいいけれど」
「バラエティーとかがメインで」
 テレビ番組はというのだ。
「あと報道番組とかあるけれどその報道番組がね」
「嘘ばかりね」
「バラエティーはどれも面白くないし」
「あれよね、ただ放送してるだけ」
「もう工夫もなくて」 
 番組を面白くしようとする意志がないというのだ。
「それでね」
「観ても何もないわね」
「そうだからね」
「なくてもいいわね」
「ネットがあったら」 
 それならというのだ。
「もうね」
「それで充分ね」
「そうだからね」
 それ故にというのだ。
「観なくていいよ」
「テレビは」
「むしろ観たらね」
 そうすればというのだ。
「馬鹿になるよ」
「騙されて」
「おかしな政治家に騙されても駄目だけれど」
 それと同じだけというのだ。 
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