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夢幻水滸伝

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第三百六十話 台風の如くその十三

「このまま戦えばっす」
「あと一週間でな」
「戦をすることが難しくなるっす」
「そやねんな」
「はい、かなりの弾薬を使ったっす」
「燃料もな」
「勿論製造していてっす」
 弾薬そして燃料をというのだ。
「補給しているっすが」
「それでもな」
「かなり使っていてっす」
 それでというのだ。
「消耗が激しいっす」
「そやねんな」
「これがっす」
「あと一週間で手持ちの弾薬がなくなるわ」
「そうなればっす」
「剣とか術で戦うにしてもな」
 それで戦えるがというのだ。
「限度があるわ」
「そうっすね」
「この世界のアメリカの戦はな」
「どうしても兵器が必要っす」
「平気は燃料がないと動けへんし」
 そうであってというのだ。
「そしてや」
「弾薬がないと攻撃出来ないっす」
「そやからな」 
 だからだというのだ。
「ほんまな」
「そうしたものが必要っす」
「どうしてもな」
「そうっすね」
「しかしな」 
 それでもというのだ。
「あと一週間やな」
「そうっす」
「それはあっちも同じやろな」
 メルヴィルはカルボナーラをすすりつつセリューに述べた。
「ほんまな」
「弾薬をかなり使ってっすね」
「それでや」
 その為にというのだ。
「あと一週間でや」
「なくなるっすね」
「お互い激しく戦ってるさかいな」 
 だからだというのだ。
「このままいくとな」
「一週間ですね」
「お互い燃料も弾薬もなくなってな」
「戦えへん様になるっすね」
「それまでに決着がつかへんかったら」
 そうであるならというのだ。
「もうな」
「戦を終えてですか」
「それでな」
 そのうえでというのだ。
「講和になるか」
「そうですか」
「引き分けになってそれからな」
「どないするかっすね」
「そうなるわ、このまま一週間戦ったら戦費もや」
 金の話もした、これなくしては戦も出来ない。この世界においてもやはりまずは金ということなのだ。
「かなり使ってな」
「これ以上の戦は出来へん様になりますね」
 フォークナーが言ってきた。
「まさに」
「そや、ほんまな」
「戦はまずはですね」
「お金や」
「そして弾薬と燃料ですね」
「当然飲み食いするものもな」
 それもというのだ。
「必要や」
「左様ですね」
「そやからな」 
 だからだというのだ。 
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